フランチャイズは、親企業のフランチャイズ本店と一定の条件で契約を結ぶことで「加盟店」となり、フランチャイズ本店のブランド力や運営ノウハウを生かして事業を展開するビジネスです。
一方、対価として支払うロイヤリティや、統一化されたマニュアルによって店舗運営の自由度が制限されるなど、フランチャイズのシステム独自のデメリットもあることを知っておきましょう。
今回は、フランチャイズ運営のメリット・デメリットから、知らないと損をする8つのことを紹介します。
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書いてあること
フランチャイズ運営の仕組みとは
もう少し細かく説明すると、親企業の「フランチャイザー」と定められた条件で契約を結んでフランチャイズ加盟店となることで、フランチャイザーのブランドや商標(名のしれた店舗名や独自商品の販売権)を使って営業することです。
加盟店はその対価として、「ロイヤリティ」を支払います。
最も代表的なフランチャイズビジネスといえばコンビニエンスストアですが、下記のように様々な業種があります。
- ファストフード店
- ファミレス店
- クリーニング
- ヘアサロン
- 学習塾
- 携帯電話販売店
- レンタカー
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フランチャイズ運営の5大メリット!未経験者でも開業のハードルが低い
まずはフランチャイズのメリットから見ていきましょう。
主なメリットとしては、次の5つが挙げられます。それぞれ詳しく解説していきます。
1. 事業経験がなくても参入できる
開業や独立を考えていても、実際にビジネスを構築し、事業を立ち上げるには、ある程度の専門的な知識やノウハウが必要です。
フランチャイズの加盟店になれば、仕入れルートや集客方法、商品の販売方法など、事業を展開するために必要な運営ノウハウがマニュアル化されています。
業界について知識の浅い初心者や経営未経験者でも参入のハードルが低く、店舗運営の夢を叶えることが可能です。
2.事業の早期立ち上げや店舗の拡大に集中できる
運営ノウハウがマニュアル化されているフランチャイズでは、自ら仕入先や流通経路を探して交渉する必要がないため、その分事業を早く始めることが可能です。
また時間や手間がかかる商品開発や集客のための広告、従業員の接客マニュアルなどは基本的にフランチャイズ本部が行います。
そのため加盟店のオーナーは、店舗の拡大や売上を向上させることに集中できます。
3. フランチャイズ本部のブランド力を使って営業できる
親企業であるフランチャイズ本部が有名な企業であれば、事業立ち上げの段階からブランド力を活かした営業展開が可能です。
例えば、すでにブランドが確立された全国展開の飲食店であれば、その店舗名を使うだけで顧客の信用も得られやすく、看板を見ただけで商品やサービスをイメージしてもらいやすいでしょう。
テレビCMや新聞広告などのマス広告による宣伝効果も含め、集客に関して大きなアドバンテージです。
4. 銀行からの融資を受けやすい
個人で独立・開業する場合、大きな問題となるのが資金調達です。
事業実績が何もない状態では、銀行からなかなか融資を受けられない場合もあるでしょう。
フランチャイズは他店舗の実績から成功モデルを構築し、それを加盟店に提供することから、一般的な新規事業よりも収益予測が立てやすいという特徴があります。
信頼性の高い事業計画書が作成できるため、銀行からの融資も受けやすいです。
5. 通常の開業よりもコストがかからないケースが多い
事業を立ち上げるにはお金がかかります。
店舗開業に必要な資金は土地や建物、設備などを合わせ、1,000万円以上必要です。
フランチャイズでは、開業資金の一部費用を本部が負担してくれるケースもあるため、通常の開業よりも低コストで事業を始めることも可能です。
フランチャイズ運営のデメリットはロイヤリティの支払いや運営制限
フランチャイズ運営にはさまざまなメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。
主なデメリットはロイヤリティの支払いを含めた下記3つです。契約前にしっかり理解しておきましょう。
1. ロイヤリティの支払い
フランチャイズ運営のデメリットとしてまず挙げられるのが、ロイヤリティの支払いです。
ロイヤリティの形態は、店舗売上に対して◯%といった歩合制から、定額制までさまざまです。
たとえ売り上げが思うように伸びない月でも、契約上ロイヤリティを支払う義務は発生します。
そのためフランチャイズ企業を選ぶ際は、ロイヤリティの設定が適正かどうかをしっかり確認する必要があります。
2. マニュアル統一化による運営方法や仕入先の制限
フランチャイズのメリットである運営ノウハウが提供されることについては、未経験者でも開業がしやすい反面、店舗運営の自由度についてはどうしても制限されてしまうでしょう。
フランチャイズ店舗は企業ブランドを信用度やイメージを維持するため、加盟店が事業を展開していくうえで、さまざまな規約や制限を設けています。
そのため独自商品やサービスの提供など、地域や店舗の客層に合わせた営業方法を取り入れたり、仕入れ先を変更したりなどは、加盟店のオーナーの意思だけでは行えないことがほとんどです。
3. ブランド毀損が発生した場合の影響(リスク)
フランチャイズは、加盟店となることで本部のブランド力を享受し、それを活用して事業展開していくビジネスです。
ブランドイメージが良く、顧客への信頼性が高ければそれだけ恩恵を受けられます。
一方で、何らかの問題が発生し、それが原因で本部のブランドイメージが低下してしまった場合、その影響をダイレクトに受けてしまうリスクもあります。
例えば近年多発しているSNSを使った従業員の問題行為です。
従業員にとっては些細ないたずらでも、場合によっては炎上事件などに発展する可能もあり、結果、本店含め、全ての店舗のイメージが悪くなってしまうケースもあります。
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まとめ
フランチャイズ運営には、本店のブランド力を活用した事業展開や、未経験者でも参入ハードルが下がるしっかりとした運営ノウハウの提供など、さまざまなメリットがあります。
反面、売上が伸びない月でもロイヤリティの支払いをしなければならない、自由な店舗運営が難しいなど、いくつかのデメリットもあります。
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