フランチャイズサービスなら経営について本部企業からサポート・集客支援がある上、担当から店舗作りや経営の指導を受けることも可能です。
「開業に必要な諸手続きが不安」「開業後の集客・経営が不安」という場合は、フランチャイズサービスの活用がおすすめです。
参入しやすいジャンルをピックアップして4つ紹介するので、自己資金等を考えながら、ぜひ自分に合うフランチャイズサービスを見つけてください。
書いてあること
フランチャイズビジネスを成功に導く業種の選び方とは?
参入しやすいフランチャイズサービスを紹介する前に、まずはフランチャイズビジネスを成功に導く業種の選び方を解説します。
開業後の失敗を回避するためにも、以下の5つのポイントを意識して業種を選びましょう。
- 初期費用・ロイヤリティの金額はどれくらいか
- 将来性がある業界に属しているか
- 市場競争で優位に立てるか
- 実務経験を生かせるか
- 稼働時間はどれくらいか
初期費用・ロイヤリティの金額はどれくらいか
まずは、初期費用とロイヤリティの金額を確認しましょう。ロイヤリティとは、商標やノウハウを活用させてもらう代わりにフランチャイズ本部に支払う料金を指します。
業種によって異なりますが、初期費用の目安は1,000万~3,000万円ほどです。実店舗を構える場合は、店舗や設備を用意するだけでも1,000万円ほどかかる可能性もあります。またロイヤリティの相場は、飲食店で売上の3~10%、コンビニエンスストアで30~60%です。
資金不足で廃業にならないよう、事前に初期費用とロイヤリティを確認しておきましょう。
将来性がある業界に属しているか
フランチャイズ選びで重要なのは、ビジネスの需要と将来性を見極めることです。需要がなければ顧客を獲得できず、収益につながりません。
ただし、一時的な流行やトレンドだけで判断するのは避け、中長期的なニーズがある業種を探すのがおすすめです。例えば、エステやフィットネスなど日常的な関心事に訴求するもの、あるいは高齢化に伴うゴルフや介護などのサービスが候補として挙げられます。
ただし、特定ジャンルに特化したフランチャイズは売上が不安定になりやすいため、慎重に判断する必要があるでしょう。
市場競争で優位に立てるか
市場での競争で優位に立てるかも、業界選びの重要なポイントです。
競合が多すぎると他社との差別化が難しくなるため、顧客が十分に獲得できない可能性があります。また、近隣に競合他社の店舗が開店した場合は、顧客を奪われるリスクもあるでしょう。
例えば、飲食店なら独自のオリジナルメニューで差別化できる場合があります。このように、差別化がしやすく市場での競争で優位に立てそうな業界を選ぶようにしましょう。
実務経験を生かせるか
フランチャイズの業種を選ぶ際、実務経験を生かせるかどうかも重要な検討ポイントの一つです。
過去に従事した業種、特に長期間携わった分野を候補に入れると、業務の流れや顧客のニーズを把握しやすく、効果的な戦略を立てやすいでしょう。これにより、収益につながる可能性も高まります。
未経験業界でも成功できる可能性は十分にありますが、一つの判断基準として頭に入れておきましょう。
稼働時間はどれくらいか
フランチャイズを運営するために必要な稼働時間も重要な判断基準です。例えば、コンビニエンスストアや飲食店の場合は、24時間営業や深夜営業を求められる場合があります。稼働時間が長いと労働負担も増し、プライベートや家族との時間に影響を与える可能性があります。
仮に高収入が見込めても、睡眠時間を削って働かなければならないのでは本末転倒です。ストレスなく働けるよう、見込んでいる稼働時間でプライベートとの両立が可能かどうかを確認した上で契約を検討するとよいでしょう。
また、独立後に拘束時間が増える可能性も考慮しましょう。拘束時間についてよく確認した上で、時給で換算したときの実質的な収入も見積もっておくことをおすすめします。
それでは、次で参入しやすいフランチャイズサービスを順番に紹介していきます。解説した選び方を参考にしながら、ご自分が挑戦したい業種を選んでみましょう。
レンタカー
レンタカー業界で起業するには、国が定めた許可が必要です。
参入しやすいフランチャイズサービスとして、レンタカー業界を見ていきましょう。
1. ニーズ増加により市場は拡大傾向
近年は「持たない暮らし」が注目を集めており、「借りられるものは借りて済ませる」という傾向が顕著です。
これは車に関しても同様で、「常時所有するよりも必要なときに借りる」というスタイルを選択する人が増えています。
加えて、現在政府が「MaaS(マース:Mobility as a Service)」を推奨している点も見逃せません。
レンタカーを選択される場面は今後増えており、市場は拡大傾向にあります。
2. 開業に必要な手続き
レンタカー市場で起業するためには、「自家用自動車有償貸渡業の許可」が必要です。
事業を展開するエリアを管轄する運輸支局で申請を行えば、およそ1ヵ月後には許可証が交付されます。このとき「登録免許税」が必要となるため、9万円を納付しましょう。
許可を取得したら、次はレンタカーの車両登録を行います。陸運局に向かい「事業用自動車等連絡書」・車検証を提出します。手続きが終われば、レンタカーを示す「わ」ナンバーの取得が可能です。
参考:自家用自動車有償貸渡(レンタカー)事業|東北運輸局 山形運輸支局
3. 使える車両があれば有利
レンタカー事業をフランチャイズサービスで始める場合の費用の一例です。
- 加盟金
- システム導入費
- 研修費
レンタカー事業は「車が収入源」です。事業主は契約管理・車管理をすればよく、肉体的な負担等がありません。
定期顧客が付けば安定収入も可能で、事業の展開方法によっては大幅な収益を見込めます。
低コスト&手厚いサポートなら「カースレンタカー」
レンタカーのフランチャイズは数多くありますが、中でも「カースタレンタカー」は事業申請や店舗運営に必要な種々のサポートが充実しています!
例えば、加盟店となった場合は以下のサポートを受けることが可能です。
- 開業までの個別面談
- 陸運支局への事業申請サポート
- 車両の準備と登録変更手続きサポート
- スタッフ研修
- オペレーションサポート
- 運用マニュアルの提供
- 営業サポート
- Webプロモーション
ハウスクリーニング
ハウスクリーニングも、初期費用を抑えて参入しやすい市場です。
ハウスクリーニング市場の魅力や費用等を紹介します。
生活に根ざしたサービスは、不況でもニーズが落ちません。
景気に左右されにくいハウスクリーニング市場は、今後も安定した需要が見込めるといえるでしょう。
また、ハウスクリーニングは、特別な資格が不要な点も魅力です。
掃除スキルを保証する国家資格や検定などは必要なく、事業経験なし・ノースキルでも参入しやすい市場ですね!
ただし、提供するのが「労働力」であるため、体力勝負な一面があります。場合によっては「労働と報酬の価値が見合わない」と感じることもあるかもしれません。
業務内容は日常的な掃除からゴミ屋敷掃除までさまざま
ハウスクリーニングの業務内容は、文字通り「掃除」です。
- キッチン
- トイレ
- ベランダ
- 浴室
- 車庫
フランチャイズ加盟店になれば、本部企業のノウハウ・経験を利用できます。
事業開始に当たっては研修・講習会があり、「掃除のコツが分からない」という人も安心です。
顧客紹介のシステムを持つ企業もあり、起業後の不安を軽減できるでしょう。
3. 初期費用は比較的安価
スキルを売るハウスクリーニングは、店舗を構える必要がありません。店舗型のフランチャイズサービスと比較すると、初期費用は比較的少なめです。
以下で人気フランチャイズサービスの加盟店になったときに必要なコストの一例を紹介します。
- 加盟金
- 保証金
- 研修費
- 機材費
- システム導入費
本部企業の知名度が高い場合、は広告・宣伝を打つ必要がありません。開業後、顧客獲得は比較的スムーズにいくでしょう。
家事代行
ハウスクリーニングと同様、共働き世帯や高齢者世帯からのニーズが高いのが「家事代行」です。
家事代行市場の魅力や詳細を見ていきましょう。
1. 家事代行のニーズは上昇中
ハウスクリーニングと同様に、期待できる顧客は高齢世帯・共働き世帯です。加えて近年は、専業主婦でも「家事代行サービスを利用してみたい」という人も多いです。
「スーパー家政婦」などがTVで紹介されたこともあり、家事代行は一昔前よりもより身近なものとなりました。
需要は今後も高まっていくと見られ、市場は安定的な成長が期待できるでしょう。
2. 業務内容は家事一般
家事代行サービスの業務内容としては、以下のようなものがあります。
- 料理の支度・作り置き
- 一般的な掃除
- 洗濯
- 子守り
- 買い物
- ゴミ出し
- 庭掃除
家事代行業も、基本的に特別な資格は必要ありません。どちらかというと女性が歓迎される傾向にあり、女性が働きやすい仕事です。
また、報酬は「1仕事○○円」というケースもありますが、基本的には「時間給」となります。「○時間内に掃除、洗濯、料理を」などと依頼されることが多いでしょう。
3. 高額な資材等は不要
フランチャイズサービスで家事代行を始める場合、特別なスキルや資材は必要ありません。その分、ほかのフランチャイズサービスよりも安価に始められるケースがあります。
以下はフランチャイズサービスで家事代行を始めた場合の必要な費用の一例です。
- 加盟金
- 保証金
- 研修費
- 資材費
- 販促費
ただ注意をしなければいけない点は、家事代行も労働を提供するサービスです。
体力的な厳しさがある上、時間の制限もあります。初期費用はわずかで済みますが、大きく稼ぐのは難しいかもしれません。
リユース
「リユース」はいわゆる「中古品」「再生品」を扱う事業です。衣類・家具・家電などさまざまなジャンルがあり、得意分野を選びやすいといえるでしょう。
参入しやすいフランチャイズサービスとして、リユース市場の魅力を紹介します。
1. 消費者の節約傾向で市場は拡大中
近年、消費者意識は「バンバン新しいものを買おう」というよりは「使えるものは繰り返し使っていこう」という「節約志向」にシフトしているといわれます。
また、店舗型以外にも「Eコマース市場」で存在感を見せる企業も増えています。インターネットでやりとりする形態はリユース事業にマッチしている上、店舗を構える必要がありません。
「なるべく初期費用を抑えて起業したい」という人には最適な選択肢の1つとなります!
2. 扱う商品ジャンルは豊富
リユース市場でニーズのあるジャンルとしては、以下のようなものがあります。
- ブランド品
- パソコン
- 書籍
- ソフト
- 家電
- ベビー・子どもグッズ
- 衣料・服飾雑貨品
- 家具
「特定市場に目を付けてニッチなニーズを狙う」「複数の市場を兼ねて、広く浅くを狙う」…、収益性や事業規模を考えて、さまざまなビジネスモデルを展開できます。
ただし、リユース市場はトレンドに左右されやすい点に要注意です。トレンドを先読みする力や品物を見定める目がないと、事業を拡大していくのは難しいかもしれません。
3. 初期費用は店舗関連費用によって大きく異なる
リユース市場でフランチャイズ加盟店として起業する場合の、費用の一例を紹介します。
- 古物商の営業許可取得費
- 加盟金
- 保証金
- 研修費
なお、店舗を構える場合は店舗関連費用が必要です。
まとめ
ゼロから企業する場合、本部企業のブランド力や知名度・事業ノウハウを活用できるフランチャイズサービスは非常にメリットが大きいといえます。
ただし、初期費用ばかりを見ていると肝心の「収入」が少なくなる恐れがあります。市場の将来性や運用コストなどもきちんと勘案し、長く安定的に続けられる事業を選ぶことが大切です。
このたび紹介した「カースタレンタカー」は、バックアップ体制が充実しており、フランチャイズオーナーが事業に集中できる仕組みが整っています。
フランチャイズサービスを検討する場合は、安定性・将来性ともに高いレンタカー市場も候補に入れてみてください。
6時間2,000円から利用可能