賢い豆知識

【距離計算と満タン返し】レンタカーのガソリン代はどっちがお得?

満タン返しのがお得な傾向

レンタカーを利用する際、ガソリン代はとても気になるところですよね。レンタカーのガソリン代は、基本的にユーザーが使用した分を負担することになります。

一般的なのは、ガソリンスタンドでガソリンを満タンにしてから返却する「満タン返し」。

最近ではこの他に、レンタカー店舗が走行距離をもとにガソリン代を算定する「距離計算」という方法もあります。

いったいどちがお得なのか、状況に応じてご説明いたします。

もし、1日当たりのレンタカー料金の目安をまずは知りたいという人は、こちらの記事もどうぞ!

独自にアンケートを取ったところ、5,000~6,000円あたりの金額感でレンタカー予約をしているようです!その金額に加えて、ガソリン代や高速代が費用として発生します。
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「満タン返し」のほうが何だかんだお得

満タン返しがレンタカー返却の基本

レンタカーを返却する際には、ガソリンを満タンにして返す「満タン返し」が基本です。

一般的に、ガソリン代金は「満タン返し」の方が「距離計算」よりもお得になります。

なぜかというと、「距離計算」で設定されるガソリン代金は、街なかのガソリンスタンドのガソリン単価よりも高額に設定されているためです。

「距離計算」する際のガソリン単価は、レンタカー店舗のスタッフがガソリン補充に行く手数料も含めて料金を設定されているため、どうしても高額になってしまいます。

つまり、少々手間はかかりますが、ご自身がガソリン単価の安い街なかのガソリンスタンドでガソリンを満タンにするほうが、ガソリン代は安く上がるというわけです。

手間暇かかるけど安く抑えたいという人は、満タン返しにしたほうが費用面ではお得になるということです!

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ガソリンスタンドからレンタカー店舗まで5〜6km程度の走行は許容範囲

ガソリンを満タンにしてから返却する「満タン返し」ですが、満タンにしてからレンタカー店まで走行したらガソリンが減ってしまうのが心配な方も多いかと思います。

これはレンタカー店舗の立地によっても異なるのですが、近くに全くガソリンスタンドがない店舗もあります。そのような場合には、ガソリンスタンドで満タンにしてからレンタカー店舗まで5〜6km走行したとしても許容範囲となります。

給油するガソリンスタンドとレンタカー屋までは6kmまでは許容範囲内

返却時にスタッフは下記のように満タンを確認します。

  • ガソリンメーターを目視で確認
  • ガソリンスタンドで発行されたレシートを確認

この際、明らかにガソリンメーターが満タンでない場合には、その場で現金精算が必要となることもあります。ただし、このあたりの明確なルールはなく、ケースバイケースとなっています。

基本的には、ガソリンメーターが目視で満タンであれば追加補充することはありませんから、あまり心配はいらないでしょう。

返却前の給油で走行距離のわりにガソリンの給油量が多すぎると感じたら相談してみる

お得な「満タン返し」ですが、ガソリンを満タンにしたところ、補充されたガソリンの量が走行距離のわりに多すぎるのではないかと感じる時があります。

例えば、燃費の良い軽自動車を借りて快適に200km走行したとしましょう。返却前にガソリンスタンドに行き満タンと伝えて給油してもらいます。その時に給油されたガソリン量が20リットルだったら、「あれ?そんなに走ったかな?」と違和感を覚えるのではないでしょうか。

上記の例では200km走行して20リットル給油されていますから、燃費10kmの計算になってしまいます。今どきの軽自動車でそれでは燃費が悪すぎますよね。

もしも燃費を軽自動車の一般的な実燃費のリッター16kmで計算した場合には、

200km÷16km/L=12.5L

12.5L程度の給油量が妥当と考えられます。
しかし、今回は20Lも給油されています。

20L−12.5L=7.5L

つまり7.5Lも余分に入れたことに。

もしもガソリン単価が140円/Lだったとしたら、7.5×140で、1,050円も多く負担したことになってしまいます。

こんな時にはレンタカー店舗での返却時にレシートを提示して丁寧に説明をしましょう。この際、燃費が悪くなるような走行はしていないことも伝えてください。

もしかしたら、レンタカーを貸し出された際にガソリンが完全に満タンでなかった可能性もあります。走行距離と燃費から考えて妥当な金額となるよう返金してもらえる場合もありますよ。

上記はやや極端な例ですが、何かの時のためにも、無事に返却が済むまでレシートはしっかり保管しておきましょう。

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燃費を抑える運転方法6つのポイント

満タン返しをお得にする秘訣は、燃費を抑えた運転を心がけることです。以下では燃費を抑える運転方法のポイントを6つご紹介します。

低燃費カーでガソリン代を節約

1. アクセルとブレーキは適度に使う

アクセルとブレーキをむやみに使うと燃費が悪くなります。一定の速度を保つように運転しましょう。

2.クリープ現象も使って穏やかに発進する

アクセルを強く踏み込んで急発進するのはガソリンの消費を多くしてしまいます。穏やかに発進すれば安全運転にも繋がりますよ。

3.エンジンブレーキを使って穏やかに停止する

停止する時には早目にアクセルから足を離し、エンジンブレーキを利用しながら穏やかに停止しましょう。

4.重い荷物や使わない荷物は積まないようにする

荷物で車体が重くなると燃費も悪くなります。車には必要な荷物だけを乗せることで運転にも好影響ですよ。

5.クーラーの使用は最小限にする

クーラーの冷風もエンジンの動力を利用しています。燃費を良くするためには最小限の使用にしておきましょう。

6.事前のルート計画で無駄なガソリン消費を防ぐ

道に迷えば当然ながら余計に走ることになり、ガソリンも無駄に消費することになります。事前に目的地までの行き方をしっかり確認しておきましょう。

山道・高速道路など燃費が悪い走行条件では「距離計算」がよりお得になることも

返却は楽だけど割高になるケースも

何らかの理由で給油ができず「満タン返し」ができなかった場合、「距離計算」という方法で精算ができます。また、レンタカー会社によっては最初から「距離計算」を選ぶこともできます。

「距離計算」によるガソリン代は「満タン返し」よりも割高になるのが一般的です。しかし、燃費が悪い走行をする場合には「距離計算」がお得になることもあります。それは次のような場合です。

  • 山道をたくさん走行する場合
  • 高速道路でスピードを出して走行する場合

上記のような場合には通常より燃費が悪く、ガソリンをたくさん使用することになります。その場合には、走行距離を元に一定の燃費で計算する「距離計算」をした方が安くなることもあります。

「距離計算」では、実際に使用されたガソリン量に関係なく、元々設定されている計算方法でガソリン代金を導き出すためです。

つまり、

  • 低燃費運転だったら自分で給油する「満タン返し」がお得
  • 燃費が悪い運転だったら「距離計算」の方がお得かもしれない

と覚えておくと良いでしょう。

「距離計算」の方法とガソリン単価はレンタカー店舗によって異なる

「距離計算」の方法とガソリン単価

ガソリンを満タンにせずに返却し、店舗で精算する「距離計算」の計算方法は、レンタカーの店舗により異なります。

ある店舗では、燃費をカタログ燃費の70%として計算をします。70%とする理由は、カタログ燃費では実際に車を運転した時の実燃費より良い値が出てしまうことが多いためです。
そちらでの「距離計算」の方法をご紹介します。

【「距離計算」によるガソリン代金の算出例】
カタログ燃費リッター20㎞の車種で14km走行した場合

140km ÷ (20km × 70%) =10L
10L×(店舗が設定するガソリン単価)=ガソリン代金

となります。

ガソリン単価の金額設定にはスタッフがガソリンを入れに行くための手数料も入っているため、一般的なガソリン単価よりも割高な設定となります。

経済産業省資源エネルギー庁の調査によると、2018年12月のレギュラーガソリンの平均価格は146.6円/Lです。[注1]
レンタカー会社の設定するガソリン単価を確認する際の基準として知っておくと便利ですよ。

[注1]経済産業省資源エネルギー庁/給油所小売価格調査/12月27日結果概要版
http://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/results.html

ハイブリッドカーでは「ハイブリッド燃費精算」ができる場合も

ハイブリッド燃費清算

走行距離と、店舗が定める燃費、ガソリン単価から計算するのが距離計算ですが、ハイブリッドカーに限っては、「ハイブリッド燃費精算」という方法もあります。「ハイブリッド燃費精算」ができるかどうかは店舗に確認が必要です。

ハイブリッドカーの場合にはディスプレイに「平均燃費」が表示され、この平均燃費をもとに燃費計算が行われます。

燃費の良いエコドライブをするほどガソリン代がお得になるシステムですので、前述の「燃費を抑える運転方法6つのポイント」を参考にしてみてくださいね。

レンタカー利用時のだいたいのガソリン代を予測計算してみる

「レンタカーを利用したいけれどガソリン代が心配」という方は、事前に必要となるガソリン代をある程度予測しておくと計画が立てやすいですよ。
以下ではレンタカー利用時のガソリン代をおおまかに予測計算する方法をご紹介します。

ガソリン代=走行距離÷1リットルで走る距離(燃費)×ガソリン単価

上記の式でだいたいのガソリン代が計算できます。
実際の燃費とは異なりますが、一般的な燃費を踏まえて下記のように設定し、計算してみましょう。

  • 軽自動車16km/L
  • 普通乗用車10km/L
  • ハイブリッドカー20km/L

【レンタカー利用時のだいたいのガソリン代を予測する計算式】

車種 計算方法
軽自動車 走行距離÷16km/L×ガソリン単価
普通乗用車 走行距離÷10km/L×ガソリン単価
ハイブリッドカー 走行距離÷20km/L×ガソリン単価

前述したように2018年12月のレギュラーガソリンの平均価格は146.6円/Lですが、地域によって価格は異なるため、最寄のガソリンスタンドでのガソリン単価を当てはめて計算してみましょう。

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まとめ

レンタカーを利用される際のガソリン代金は、基本的には「満タン返し」がお得になりますが、走行条件によって燃費が悪くなる場合には「距離計算」がお得になることもあります。

燃費を抑えたエコドライブを心がけるなど、ガソリン代をお得にすることでレンタカーのお出かけがさらに楽しみになりますよ。

よくある質問と回答

よくある質問
よくある質問
距離計算と満タン返しはどっちのがお得?
回答

レンタカーを利用される際のガソリン代金は、基本的には「満タン返し」がお得になりますが、走行条件によって燃費が悪くなる場合には「距離計算」がお得になることもあります。

よくある質問
よくある質問
燃費効率の良い走り方のコツってあるの?
回答

燃費を抑える効率の良い運転方法はあります。ブレーキとアクセスの使い方はもちろん、エンジンブレーキを上手く使ったりするなど、主に6つのポイントがあります。詳しくは記事内に記載していますので一度は頭に入れておいて損はないはずです。

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