車を持たない人や旅行・出張などで気軽に使える車のレンタルサービスは、とてもありがたいものです。
最近では自家用車の普及率が50%にも満たない地域もあり、日常的にサービスを利用する人も急増しています。
レンタカーやカーシェアのどちらかを利用するか悩んだときメリット面だけで比較しがちですが、デメリットを知っておくことも自分にとって本当に必要なサービスを見極める上ためにはで実はとても大切です。
今回は20代から60代の男女の皆さんにレンタカーとカーシェアのデメリットについてアンケートを実施いたしました。
どうしても譲れないデメリットがあると、快適に利用できないものです。
実際に利用したことがある人たちの生の意見を参考に、あなたにとってどちらが安心して使えるレンタルサービスなのか比べてみてください。
レンタカーとカーシェアの違いとは?
そもそもレンタカーとカーシェアはどのような違いがあるのでしょうか? 以下の一覧表で比べてみましょう。
レンタカー | カーシェア | |
---|---|---|
会員登録 | 不要 | 必要 |
車の利用時間 | 3~6時間から | 10分から |
24時間以上の利用 | 可能 | 可能 |
予約 | 必要 | 必要 |
店頭での手続き | 必要 | 不要 |
手続きができる時間帯 | 営業時間内 | 24時間 |
乗り捨て | 可能 | 不可 |
初期費用 | 不要 | 必要 |
月額料金 | 不要 | 必要 |
距離料金 | 不要 | 必要 |
キャンセル料金 | 必要 | 不要 |
ガソリン代 | 必要 | 不要 |
車種 | 好きな車種を選べる | 限られた車種から選ぶ |
給油の可否 | 可能 | 不可 |
免責補償 | 有り ※任意 | 有り |
レンタカーとカーシェアには共通点が多いものの、異なる点もあります。レンタカーは希望する車種を選べる上に、数時間単位でも月単位でも借りられるサービスです。また会員登録の必要がなく、予約して店舗へ向かえば借りることができます。距離料金が発生しないため、長時間車に乗る場合に適しています。
カーシェアも有料で車を借りられるサービスですが、移動範囲の近い会員同士で車をシェアする仕組みになっている点が、レンタカーと大きく異なるところです。事前に会員登録を行い、近くのステーションに停めてある車を10分単位で借りられます。ちょっとした買い物や送り迎えに使いたい場合に便利でしょう。
レンタカーのデメリット
レンタカーを利用する多くの人が「慣れない車への運転」に不安を感じています。
自家用車とは違い好きな車に乗れる反面、不慣れな車の運転による事故のリスクが増してしまうようです。
また、日頃からほとんど運転しない人も利用できるため、大事故ではなくても、「駐車場でぶつけた」「縁石に乗り上げた」などの自損事故を含めたトラブルに見舞われる人も多いようです。
レンタカーの場合は6時間以上での利用プランがほとんどなため、それ以下の利用時間でのレンタルの場合は割高になってしまいがちです。
短時間の利用には向かない料金体系ですが、予約さえ入れておけば必要なタイミングで使えないということはありません。
ただし、一定期間を過ぎるとキャンセル料が発生してしまうので、キャンセルの際にはしっかり確認しておくことをお勧めします。
レンタカーにおいて常識となっている「ガゾリン満タン返し」についても、手間や時間が掛かるため負担に感じている利用者が多いことも確かです。
そのため、余裕を持たせた利用プランが必要になるでしょう。
カーシェアのデメリット
カーシェアでは車内清掃は1週間に1回程度行われていますが、使用のたびに清掃が行われないため、車内の清潔感や快適性は利用者のモラルにかなり左右されます。
もちろんマナーをしっかり守る人も居ますが、車内が汚れていたりゴミが落ちていたりすることもあり、利用時に気になった人も多く居るようです。
また一箇所においてある車の数には限りがあるため、直前の予約に対応できない場合があることを考慮しておく必要があります。
店舗型のレンタカーとは違い、即日対応してくれるスタッフが常駐しているわけではないので、予約が取れなかった場合は諦めるしかありません。
そして、乗り捨てができないため、必ず往復の時間を考慮した利用時間で予約する必要があります。
気軽に使える反面、細やかなサービスを受けることはできないことは理解して利用しなければなりません。
レンタカーやカーシェアを利用する際の注意点
サービスを利用する際の注意点として、緊急時の連絡先は必ず携帯するようにしてください。
トラブルや事故にあった際に、連絡が取れないと非常に困ることになります。
さらに普段乗らない不慣れな車に乗るわけですから、サイドブレーキやワイパーなど基本的な操作も含めて車の操作方法や、ガソリンの給油口の場所や給油の仕方など、あなたが分からないことはどんなに細かいことでも乗る前にしっかり確認しておきましょう。
加えて車の傷や凹みなど、自分が乗車する前の「傷点検」は入念に行ってください。
もし必要なら気になる部分を写真に収めておくと安心です。
乗車後にあらぬ疑いを掛けられてトラブルに巻き込まれる事態を未然に防げます。
レンタルした車の返却場所をしっかりと確認の上、返却時間は必ず厳守するようにしましょう。
焦りはあらゆるトラブルを招く原因になるため、心にゆとりが持てるタイムスケジュールでの利用することをお勧めします。
まとめ
レンタカーやカーシェアのどちらにもデメリットはありますが、重要なのは自分がどんな目的で利用するのかを明確にしておくことです。
自分の使用目的に合わない部分があれば、どちらを選ぶかは案外すんなりと決まるものです。
そして、各サービスを提供してくれている会社の規則を十分に確認し、ルールを守って利用することを心掛けてください。
手軽で経済的なカーシェアと、対面サービスが受けられるレンタカーのどちらも非常に素晴しいサービスです。
ご利用の際には、このアンケートをぜひ参考にして考えてみてください。
6時間2,000円から利用可能