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タイヤの寿命は何年?「交換時期となる目安」と「3つの簡単なチェック方法」

タイヤの寿命は、走行距離5万キロ前後

自動車のタイヤは消耗品ですので、寿命を迎えたら速やかに交換する必要があります。

劣化したタイヤを長く履き続けていると、乗り心地や燃費が悪くなるだけでなく、事故リスクが高くなってしまいます。タイヤの寿命や交換時期について、正しい知識を身につけておくことが大切です。

ここでは、自動車のタイヤの寿命や、交換時期の目安、今すぐできる簡単な寿命のチェック方法を紹介します。

タイヤの平均寿命は4万km程度

タイヤの耐久性はメーカーや商品によって異なりますが、一般的に5,000km走行すると1mmほど摩耗するといわれています。

タイヤの寿命は、走行距離5万キロ前後

一方、道路運送車両法の保安基準では、タイヤの溝は「いずれの部分においても1.6mm以上」と定められています。[注1]

新品のタイヤの溝は約8mmですので、溝1.6mmをタイヤの寿命と考えた場合、6.4mm×5,000km=32,000kmがひとつの目安となります。

実際のタイヤの摩耗具合は運転の仕方によって左右されますが、3~4万km走行したらタイヤは寿命を迎えると考えておきましょう。

[注1]一般社団法人 日本自動車タイヤ協会:タイヤ関連法令(抜粋)[pdf]
https://www.jatma.or.jp/media/pdf/_old/hourei.pdf

使っていなくてもタイヤは劣化する

走行距離はタイヤの寿命を計るひとつの基準となりますが、製造から長い年月が経過すると、走行距離にかかわらず、タイヤの劣化が始まります。

近年は耐久性の高いタイヤが増えているため、一概に寿命は●●年といい切ることはできませんが、製造から概ね5年が経過すると、タイヤのゴムの柔軟性が徐々に失われてきます。

タイヤが固いとグリップの効きも悪くなり、制動距離も伸びてしまうため、スリップ事故の発生リスクが高くなります。

たまにしか車に乗らない、短距離しか走行しない場合、数年経っても溝はほとんど減りません。

しかし、見えないところで経年劣化が進んでいますので、新品のタイヤを装着してから4~5年ほど経ったら寿命と考えましょう。

スタッドレスタイヤは寿命が短い

スタッドレスタイヤでは、気温が低い環境下でもしなやかさが失われないよう、ノーマルタイヤよりも柔軟性の高いゴムが使用されています。

柔らかいタイヤは路面との接着面積が増えるぶん、グリップ力が高くなる一方、道路との摩擦が大きくなるため、摩耗スピードも速まります。

スタッドレスタイヤを装着するのは冬期間のみですが、摩耗スピードの速さを考えると、寿命はおよそ3年とされていますので、3回目の冬を迎えたらタイヤの交換を検討しましょう。

タイヤの交換時期をチェックする3つの方法

タイヤの交換時期を確認する方法は大きく分けて3つあります。

タイヤの交換時期をチェックする方法

すべての方法を実践し、いずれかひとつの方法で「要交換」となったら、交換時と考えましょう。

1. タイヤの製造年を確認する

タイヤの製造年は、サイドウォール部と呼ばれる側面部分に表示されています。

タイヤの製造年は4桁の数字で表されており、下2桁が製造年を、上2桁が週を示しています。たとえば「2539」と刻印されていた場合、そのタイヤは2017年の39週(9月30日~10月6日)に製造されたことを意味しています。

2. タイヤの摩耗度をチェックする

タイヤの摩耗具合は、タイヤ表面にスリップサインが現れているかどうかで確認できます。

スリップサインとは、タイヤの溝の底に刻まれている1.6mmのゴムの盛り上がり部分のことで、十分に溝がある間はほとんど目立ちません。

溝が減ってくると、隠れていたスリップサインが露わになり、簡単に目視できるようになります。

スリップサインは1つのタイヤにつき複数の箇所に設けられています。

1つでもスリップサインが露出していると道路運送車両の保安基準を満たせず、使用禁止となりますので、注意してください。

車検に通らないだけでなく、走行中にスリップする可能性も高まりますので、危険です。

スリップサインが露出し始めたら速やかにタイヤを交換しましょう。

スリップサインは、サイドウォール部に刻印されている△マークの延長線上にありますので、定期的にスリップサインを確認することをおすすめします。

なお、スリップサインに問題がなくても、ひび割れや傷のあるタイヤには要注意。
小さなひび割れ程度なら問題ありませんが、複数のひびがつながって長く、深いひび割れになると、タイヤの内部にまで影響し、最悪の場合、タイヤが破裂(バースト)する原因となります。

タイヤのひび割れや傷は知らないうちに生じることが多いので、スリップサインの確認とともに、タイヤの状態もきちんとチェックすることが大切です。

3. 走行距離から交換時期を把握

タイヤの寿命は3~4万kmが目安ですので、走行距離からタイヤの交換時期を把握できるよう、新品のタイヤに交換したら総走行距離をチェックしておきましょう。

トリップメーターが搭載されている車なら、新品のタイヤを装着したタイミングでリセットすると、走行距離からのタイヤ交換時期をチェックしやすくなります。

タイヤが寿命を迎えたら速やかに交換しよう

タイヤの寿命は、溝の減り具合で判断するのが一般的ですが、走行距離が少なくてもゴムは劣化するため、製造年から4~5年経過したら交換時です。

経年劣化が進んだタイヤを履き続けていると、グリップ力が低下し、スリップ事故につながる可能性もありますので、早めの交換を心がけましょう。

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