海や山などに囲まれ、日本有数の観光地もいくつか存在する金沢は、ドライブに大変おすすめのエリア!歴史的建造物や美味しいものも豊富で、カップルでも家族でも楽しめます♪
今回は、そんな金沢でおすすめのドライブ観光スポットを6つ紹介します!
金沢近郊に立ち寄る予定がある方は、ぜひご覧ください。
書いてあること
1.世界遺産の白川郷
茅葺の合掌造りの家が立ち並ぶ様子は、どこか懐かしく、古き良き日本の姿を思い出させてくれます。
普段は都会のビルに囲まれて生活している方にこそぜひ訪れてみて欲しい、白川郷の目玉スポットを4つご紹介します!
国の重要文化財にも指定されている「和田家」
白川郷には様々な観光スポットがありますが、まず初めに訪れて欲しい場所が和田家の建物です。
この建物は、築300年の歴史ある建築物で、国の重要文化財に指定されています。
建物の2階と1階の一部は一般に公開されており、誰でも中に入れます。
入場料は、子供150円、大人300円。9時~17時まで開館しています。
白川郷の歴史を学べる「野外博物館 合掌造り民家園」
白川郷の歴史に興味があればぜひ訪れて欲しいスポットが、野外博物館 合掌造り民家園です。
園内には「常設展示場」「かたりべの館」「わら細工の館」など様々な施設があり、白川郷の歴史の奥深さを学べます。また「そば道場」では、手打ちそばを自分たちの手で一から作り上げてそれを味わう体験型のサービスを提供しています。
子供連れの方でも十分楽しめるスポットです。
8つの滝と美しい景観を楽しめる「白山白川郷ホワイトロード」
紅葉で色づく山々を見ながらドライブが楽しめるスポットが、この白山白川郷ホワイトロードです。
白山白川郷ホワイトロードは岐阜県と石川県をつなぐ道路で、昭和52年に建設されました。
有料道路で、軽自動車は1,400円、普通車は1,600円で利用できます。
標高1,000m以上の北アルプスの山々の雄大な景色が一望でき、道中「ふくべの大滝」をはじめ、計8つの滝を見ることができます。
季節によってアルプスの山々の景色は変化するため、何度訪れても飽きの来ないドライビングコースです。
食事処やお土産が豊富「道の駅 白川郷」
1996年に設置された白川郷の道の駅で、合掌造りを模したデザインが特徴的です。
施設内には食事処やお土産品展が軒を連ね、旅の疲れを癒すにはちょうどよいスポットです。
合掌ミュージアムや総合文化交流施設で展示物鑑賞も楽しめます。無料Wi-fiや、電気自動車用の充電設備もあるので、とても便利です。
【白川郷の基本情報】
- 所在地:岐阜県大野郡白川村
- 開放時間:24時間開放(施設により異なる)
- 定休日:施設により異なる
- 駐車場:いくつか有料駐車場があるが、場所によって利用時間が異なる
- 入場料:施設により異なる
2.日本三大庭園の1つ兼六園
園内には椿、梅、ソメイヨシノ、キキョウなど多種多様な草花が植えられており、季節ごとに風景が変化します。特に、春に咲き誇るソメイヨシノの色鮮やかな色彩は多くの人を魅了。日本の桜の名所百選に選ばれています。
自然が好きで緑を思う存分味わいたい方には最高の観光スポットでしょう。
兼六園の施設内には、数多くの見所ポイントがあります。その中から4つピックアップして紹介します。
兼六園のシンボル「徽軫灯籠(ことじとうろう)」
まず紹介するのが「徽軫灯籠(ことじとうろう)」。
これは、兼六園のシンボルとされるもので、多くの人が記念撮影をしている場所です。徽軫とは琴の弦を支える部分のことを指し、虹橋を琴に見立てるとちょうど灯篭が徽軫に見えることからそのような名前が付けられました。
桜と紅葉が楽しめる「眺望台」
次に訪れて欲しい場所が眺望台です。
眺望台は海抜53メートルの場所に設置されており、能登半島を見渡せます。
また、春には桜景色が、秋には紅葉が楽しめます。
カップルにおすすめの「鶺鴒島(せきれいじま)」
カップルで観光する方は「鶺鴒島(せきれいじま)」へ訪れることをおすすめします。
夫婦島と呼ばれることもあるこの島には、誕生を表す陰陽石、結婚を表す相生の松、死を表す石塔など見どころも豊富にあります。
5.5メートルの巨大な像「明治紀念之標(めいじきねんのひょう)」
最後に紹介するのが明治紀念之標(めいじきねんのひょう)。
これは、全長5.5メートルの巨大なヤマトタケルノミコトの像で、三すくみの状態により倒れないという逸話があります。
明治紀念之標は明治13年に建設された日本最古の銅像としても知られています。
【兼六園の基本情報】
- 所在地:石川県金沢市兼六町1
- 開園時間:3月1日~10月15日の期間は7時〜18時、10月16日~2月末までは8時~17時開園
- 定休日:年中無休
- 駐車場:近くに有料駐車場あり
- 入場料:大人310円(団体:250円)、子供100円(団体:80円)。
石川県民は土日の入場料が無料です
3.国内唯一!一般車でも走行できる千里浜なぎさドライブウェイ
通常車が砂浜の上を走行するとタイヤが埋もれてしまいますが、千里浜の砂は小径で湿り気があるため、タイヤが沈むことなく走行可能です。
このように一般の車でも走行できる砂浜は世界各地に存在しますが、国内ではこの千里浜なぎさドライブウェイしかなく、大変貴重な場所です。
海沿いには食事場所がいくつか点在しており、新鮮な海の幸を堪能できるのも千里浜なぎさドライブウェイのドライブの醍醐味です。
おすすめのドライブ時刻は朝と夕方!
千里浜なぎさドライブウェイでのドライブでは、海岸線に沿って走行することになります。一面綺麗な海と青い空が広がっており、ただ走行するだけでも日頃のストレスが解消されるでしょう。
しかし、折角訪れるなら朝日が昇る頃、もしくは夕日が沈む頃の時間帯を狙って訪れるべきです。地平線から顔を出す太陽の光により辺りは幻想的な風景となり、一生の思い出となることでしょう。
【千里浜なぎさドライブウェイの基本情報】
- 所在地:石川県羽咋市千里浜町〜宝達志水町今浜
- 利用可能日:天候によって通行規制が行われる
- アクセス:金沢駅から車で40分
4.天然記念物に指定されている断崖・東尋坊
神秘的な風景を楽しめる「雄島」
雄島は、東尋坊の周辺にある島の中で最も大きく、橋を利用して上陸でき、その幻想的な佇まいから現地の人から「神の島」と呼ばれています。
島内には大湊神社という神聖な雰囲気が漂う神社や、樹齢百年を超える樹木があり、自然の息吹が感じられます。
登山や水族館が楽しめる「越前松島」
越前松島には登山を楽しめるコースや、海食洞遺跡を探索するコースが用意されています。また、すぐ近くには水族館が併設されています。ドライブの気分転換に足を運んでみてはいかがでしょうか。
絶景が堪能できる「東尋坊タワー」
東尋坊の眺めを一望できる高さ55メートルの展望台「東尋坊タワー」。東尋坊の上にあるため、海抜は100メートル!先ほど紹介した雄島をはじめ、越前海岸全体を見渡せます。タワーの1階部分にはお土産品店・カフェがあり、お買い物や休憩をすることも可能です。また、2階部分にはレストランがあり、ネギトロ丼、甘エビ丼などの海の幸が堪能できます。
入場料は、大人500円、子供300円。朝9時から夕方5時まで営業しています。
東尋坊を一望できる「観光遊覧船」
東尋坊・雄島を周遊する観光遊覧船に乗れば、東尋坊の壮大な景色を海から楽しめます。遊覧船では、ハチの巣岩、夫婦岩、ライオン岩、ロウソク岩など東尋坊の名物を別の視点から観察でき、陸からでは分からない東尋坊の一面が見られます。
【東尋坊の基本情報】
- 所在地:福井県坂井市三国町安島
- 開放時間:8時30分~17時(冬季は16時まで)
- 定休日:年中無休
- 料金:大人1,400円、子供700円
5.趣深く歴史的価値の高い金沢三茶屋街
歴史的に価値の高い場所・金沢三茶屋街!
金沢三茶屋街は、金沢を代表する観光スポットで、江戸時代の頃に建てられた建物が立ち並ぶ歴史的に価値の高い場所です。
金沢三茶屋街は「ひがし茶屋街」「主計町(かずえまち)茶屋街」「にし茶屋街」の3つのエリアに分けることができ、それぞれ異なる趣を持っています。
重要伝統的建造物群保存地区に認定されている「ひがし茶屋街」
ひがし茶屋街は、出格子の建物が特徴的で、重要伝統的建造物群保存地区に認定された人気の観光地です。指定重要文化財に指定されている志摩では、伝統的なお茶屋のお茶が味わえます。金沢で最大級のお茶屋である「懐華樓」は、一見さんは入店できませんが、昼間は誰でも中の様子を見学できます。
独特な雰囲気を醸し出す「主計町(かずえまち)茶屋街」
主計町(かずえまち)茶屋街は、明治時代の建物が立ち並ぶエリアで、ひがし茶屋街とはまた趣が異なります。
このエリアも一見さんお断りの店が多いですが、誰でも入店可能な飲食店もあるのでふらっと立ち寄ってみるのもよいでしょう。日中でも薄暗く独特な雰囲気を醸し出す暗がり坂やあかり坂は、観光スポットとして人気が高く、ぜひ足を運んで欲しい場所です。
甘味処や和菓子屋が充実している「にし茶屋街」
にし茶屋街は、ひがし茶屋街と比べると落ち着いた雰囲気を持ち、金沢三茶屋街の中で芸妓さんが最も多いエリアです。
にし茶屋街の魅力は、なんといっても甘味処や和菓子屋が充実しているところでしょう。こだわりを持って和菓子を作るお店が多く、わざわざ遠方から和菓子を求めて足を運ぶひともいます。
ドライブのついでに何かお土産を購入したいのであれば、にし茶屋街ははずせないでしょう。
【金沢三茶屋街の基本情報】
- 所在地:石川県金沢市東山3丁目4−25
- 交通アクセス:金沢駅から車で6分
6.現代アートを堪能できる金沢21世紀美術館
現代アートを堪能!金沢21世紀美術館は、2004年にオープンした日本有数の入場者数を誇る美術館です。金沢21世紀美術館では、現代アートを中心に展示しており、市民の交流の場としての役割も担っています。
来場者は、専用駐車場を利用できます。利用料は始めの30分間は無料で、それ以降は30分150円で利用可能&車でのアクセスに便利です。館内には、有料スペースと無料スペースがあり、無料スペースだけでも満足できるつくりとなっています。
以下で金沢21世紀美術館のおすすめ作品・設備などを紹介します。
子供の遊具としても利用できる「ラッピング」
ラッピングは、メキシコ生まれの建築家・フェルナンド ロメロが設計した作品。
いくつものパイプが複雑な形を織りなしていて、近未来を感じさせます。建物内部に入ることができ、子供の遊具としても利用可能です。
プールを挟んで人を眺める不思議体験ができる「スイミング・プール」
アルゼンチン生まれの芸術家・レアンドロ エルリッヒが作ったアート作品の、スイミング・プール。プールの底のさらに下に空間があり、上から眺めるとプール下の空間にいる人々がまるで水の中にいるように見える不思議な作品です。仕掛けは至ってシンプルなものですが、摩訶不思議な体験ができるので、子供たちにとても人気です。
生と死の要素を持つブロンズ像「雲を測る男」
ヤン・ファーブルが手掛けた芸術作品・雲を測る男。
彼の作品には「生と死についての探求」という一貫したテーマがあり、雲を測る男にもそのようなテーマが込められています。この作品は、実話を基にして作られた映画「終身犯」に登場する主人公を模して作られたブロンズ像です。
この作品を手掛けたキッカケは彼の兄の死であり、やはり生と死が制作の背景にあります。
全面窓ガラスのカフェレストラン「Fusion21」
白を基調とした全面窓ガラスのレストラン・Fusion21。
地元の食材を使った料理が食べられます。ランチはビュッフェ形式で、デザートも数多く取り揃えています。
オリジナルアイテムが手に入る「ミュージアムショップ」
ミュージアムショップでは、金沢21世紀美術館オリジナルのポストカードやカタログなどが入手できます。フロアは二つのスペースで区切られており、Shop1では金沢ならではの品を、Shop2では期間限定でフェアを行っています。
現代美術に関する資料が充実している「アートライブラリー」
カタログや絵本、映像資料を閲覧できるスペースがアートライブラリーです。
事前手続き不要で誰でも自由に出入りができます。とりわけ現代美術に関する資料が充実しており、音楽、ダンス、写真、デザインなどに関する資料を求めている方は重宝するでしょう。
画像参照元:金沢21世紀美術館
【金沢21世紀美術館の基本情報】
- 所在地:石川県金沢市広坂1丁目2−1
- 開館時間:展覧会ゾーンは10時~18時、交流ゾーンは9時~22時
- 休館日:月曜、年末年始
- 駐車場:利用時間は8時30分~23時、始めの30分間は無料で、以降は30分150円
- 入場料:展覧会ゾーンは有料。共通券は一般2,000円、大学生1,400円、小中高生700円、65歳以上1,600円
まとめ
歴史・自然・グルメを楽しめる金沢でドライブを楽しみましょう!
金沢エリアには白川郷、兼六園、三茶屋街など歴史的な建築物や施設が多く、日本の文化が色濃く残る景色を楽しめます。
海と山に囲まれた金沢の観光スポットは、自然と調和したものが多く、春には桜、秋には紅葉と時期によってその姿を変えるのも飽きないポイント!
また、海に近い金沢には新鮮な海の幸も豊富ですし、有名な和菓子店も多く軒を連ねています。
旅先で美味しいグルメを満喫できるのも嬉しいですね。
ぜひ今回ご紹介した場所を参考に、訪れたい場所をピックアップしてドライブを楽しんでみてくださいね。
6時間2,000円から利用可能