レンタカーの中にはペット同伴OKの車両もありますが、事前に必要な情報を確認しておかなければ、後のトラブルの原因となります。
また、ペット同伴中の運転には気を付けなければならない点もいくつかあるため、初めてペットをレンタカーに乗せる方は注意が必要です。
本記事では、ペット同伴でレンタカーを借りる前に確認したいことや、運転中と返却時の注意点、ペット同伴時のよくある質問などを解説します。カースタレンタカーのペット同伴時のルールも説明しているため、ぜひ参考にしてください。
書いてあること
ペット同伴でレンタカーを借りる前の確認事項

ペット同伴でレンタカーを借りる際は、安心・快適に利用できるよう、以下の4つのポイントを事前に確認しておきましょう。
1. レンタカー会社のペットポリシー
各レンタカー会社は、ペット同伴でレンタカーを利用する場合のポリシー(規定)を設けています。ポリシーに違反すると追加料金を請求される可能性があるため、各社が定めたルールを十分に理解しておくと安心です。
ペット同伴でレンタカーを借りる際のポリシーは会社によって異なりますが、主な内容は以下の4つです。
- 事前予約の必要性
- ペットの種類
- ペットのサイズ
- 同伴できるペットの数
まず、どのレンタカー会社であっても事前予約は必須です。予約せず当日に「ペットを同伴したい」と申し出ても、利用を断られる可能性があるため注意しましょう。
次にペットの種類ですが、犬または猫のみ同伴可としているケースが多いようです。中には小鳥やうさぎ、ハムスターなどの同伴に対応している会社もありますが多くはないため、犬や猫以外のペットをレンタカーに乗せたい場合は事前に問い合わせて確認しましょう。
また、ペットは10kg程度までで、70cm×90cm×75cm以下のケージに入るサイズを上限としているケースが多いようです。
最後に同伴できるペットの数は、ケージの大きさや重量の制限があるため、多くの場合1台につき1頭までが基本です。中には2頭以上の同伴に対応しているレンタカー会社もあり、その場合は1頭ごとに同伴料金が追加されることが多いため、費用を見積もる際には注意しましょう。
また多頭乗せに対応している会社は少ないため、事前の問い合わせが必要です。
2. ペット同伴可能な車種
レンタカー会社ではさまざまな車種を取り扱っていますが、その全てがペット同伴可能というわけではありません。ほとんどの場合、ペットはケージに入れた状態でなければ同伴できないため、車内にケージを安置できるスペースを確保できる車種でなければなりません。
そのため、乗車スペースやラゲッジスペースの狭い軽自動車やコンパクトカーなどは対象外となるので注意しましょう。
ペット同伴可能な車種はレンタカー会社によって規定が異なりますが、S-Wクラス(インプレッサやカローラツーリングなど)や、ミニバン・ワンボックスクラス(セレナやノア、ステップワゴンなど)、SUVクラス(ライズやフォレスターなど)が挙げられます。
レンタカーの料金は車種によって異なるため、他に同伴する人数や荷物の量なども考慮し、適切な車種を選びましょう。
3. 追加料金の有無
レンタカー会社によっては、ペットを同伴させるに当たって同伴料金が必要になるケースもあります。同伴料金の相場は、ペットの種類や大きさに関係なく、一回のレンタルで550円程度です。
また、ペットがシートを破損させたり、車内が毛や排泄物で汚染されたり、臭いが染み付いたりした場合は、別途修理・メンテナンス費用とNOC(ノンオペレーションチャージ)が請求されます。
NOCとは、車両が汚損・臭気などによって営業に利用できなくなった際に生じる損失を填補する営業補償です。NOCに該当するケースや支払う金額はレンタカー会社によってあらかじめ定められており、相場は2万~3万円程度です。
なお、契約時にあらかじめNOC補償に加入していれば、汚損や臭気によるNOCが発生しても支払いが免除されることがあります。
NOC補償の加入には費用がかかりますが、ペットを同伴させると汚損や臭気のリスクが高まるため、NOC補償に加入することをおすすめします。
4. シートカバーなど必要な備品の貸し出し確認
レンタカーにペットを同伴させる際、ケージの利用や指定のシートを敷くことを同伴の条件としているところもあります。指定の備品がある場合は必ず使用しましょう。必要な備品がない場合、ペット同伴でのレンタカー利用を断られる可能性もあるため、どのような備品が必要なのか、また備品の貸し出しを希望する場合は必ず事前に問い合わせておくことが大切です。
例えばシートがない場合は、レンタカー会社から指定のシートを購入・レンタルできることもあります。シートの購入・レンタル価格はレンタカー会社ごとに異なるため、備品について問い合わせる際に確認しておくことをおすすめします。
ペット同伴でレンタカーを借りる際に用意したいもの
ペットとより安全で快適なドライブを楽しめるよう、レンタカーを借りる際に用意したいものを3つご紹介します。
ドライブボックス
ドライブボックスとは、車の座席にしっかり固定できるタイプのボックスです。
ケージをそのまま座席に乗せていると、発進やブレーキの際の衝撃でケージが倒れたり、座席の下に落ちたりする可能性があります。ドライブボックスの中にケージを入れ、ショルダーベルトと車のシートベルトでしっかり座席に固定すれば、揺れや衝撃が発生してもケージが動きにくく、ペットと安全にドライブを楽しめます。
製品によってはそのまま簡易キャリーとして利用できるものもあるため、一石二鳥です。
ケージカバー
犬は環境の変化に敏感なため、いつもと違う車に乗せるとストレスがたまり、体調不良を引き起こす可能性があります。
そのような場合に活用したいのがケージカバーです。ケージをすっぽり覆うカバーを使用すれば、周囲の環境が目に入らなくなり、ペットにとって落ち着ける空間づくりを実現できます。
また、ケージカバーにはペットの毛が外に飛び散るのを防ぐ効果も期待できるため、衛生面でも役に立つでしょう。
なお、ケージカバーにはさまざまな素材があるため、季節に応じて使い分けるのがおすすめです。例えば、夏は通気性の良いメッシュ素材を、冬は防寒にもなる厚めの布で作られているものを選ぶと良いでしょう。
お気に入りのおもちゃ
狭い車内で、なおかつケージの中に長時間入れられていると、ペットも退屈してしまいます。また環境の変化に伴うストレスも感じやすくなるため、ペットのお気に入りのおもちゃを持参し、ドライブ中のストレス発散に活用しましょう。
おもちゃは新しく購入する必要はなく、いつも使っているものでOKです。ペットも日頃から愛用しているものの方が安心感を覚えやすいため、むしろ使い古したものを持っていくのがおすすめです。
ただし、ドライブ中はペットをケージから出せないため、ケージ内に入れても窮屈にならないサイズのものを選びましょう。
おもちゃの他にも、自宅で使用している毛布などを持ち込むのも良いでしょう。
安全性や快適性をチェック! 運転中の注意事項

ペットと一緒にレンタカーに乗る場合は、走行中にペットが安全・快適に過ごせるかどうかに気を配らなければなりません。また、レンタカー会社では運転中のペットの行動について一定の制限を設けているところもあるため注意しましょう。
ここではペットを乗せて運転する際の注意事項を4つご紹介します。
1. ペットをケージから出さない
ペットをケージから出して自由に動き回らせていると、ブレーキを踏んだりカーブを曲がったりしたときにペットがバランスを崩し、転倒してけがをする原因となります。
また、ペットの毛やよだれ、爪や牙による傷などがシートに付いてしまう可能性もあるため、運転中は絶対にペットをケージから出さないようにしましょう。
なお、ペットを車内で放し飼いにした状態で運転すると、道路交通法に違反する恐れがあります。
同法では、車両の運転者は当該車両の乗車や積載のために設備された場所以外のところに人や物を乗せて運転してはならないと定められています。ペットをドライバーの膝の上やダッシュボードの上などに乗せていると、法律違反と見なされる可能性があるため注意が必要です(※)。
また、ドライバーの視野やハンドル操作、ミラーの効用などを妨げるような乗車も禁じています(※)。例えば、窓から身を乗り出しているペットによって視界がさえぎられ、後方確認が妨げられた場合には同法に違反してしまう恐れがあります。
これらの違反を犯した場合、同法120条の2の規定により、5万円以下の罰金に処されるため注意しましょう(※)。
※参考:e-Gov法令検索.「道路交通法」.https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105 ,(参照2025-02-21).
2. いつもより丁寧な運転を心掛ける
ペットを乗せている間は、いつも以上に丁寧な運転を心掛けましょう。急発進や急停止、急ハンドルなどの乱暴な運転を行うと、ペットを入れたケージが倒れてけがをする原因になります。
また、ペットも人間と同じく車酔いをします。激しい揺れを伴う運転を続けていると体調を崩してしまう可能性もあるため、アクセルやブレーキの踏み方、ハンドルの切り方などの操作はできる限り優しく行いましょう。
3. 車内環境の管理を徹底する
ペットとドライブを楽しむには、車内環境を快適に保つための工夫が必要です。
例えばエアコンを使って適切な温度をキープする、定期的に換気を行う、サンシェードを使って直射日光を防ぐなどが挙げられます。
特に夏場は熱中症のリスクが高まるため、温度や湿度の管理には十分気を配りましょう。
4. 小まめに休憩を取る
多くのレンタカー会社では車内での放し飼いを禁止しているため、走行中、ペットをケージの中に入れたままにしておかなければなりません。餌やりや水分補給のためであってもケージから出すのは基本的に禁じられているため、ドライブの途中で小まめに休憩を取り、ペットをケージから出してあげましょう。
ただし、ペットを安全に開放できる場所は限られているため、出発地から目的地までにペットを休ませられる場所はあるか、事前に確認しておくことが大切です。
各地のSAやPAの中にはリードを外して愛犬を自由に走らせられるドッグランが併設されているところもあるため、道中にある場合は積極的に活用してみてはいかがでしょうか。
レンタカーを返却する際の注意点
あらかじめペットの同伴を申告していれば、レンタカー会社側もある程度、毛や臭いが付くことは予想しています。
そのため、多少の汚れや臭気なら問題にならないことが多いですが、頑固な汚れや臭いが付いてしまった場合は清掃料金やNOCを請求される可能性があります。
これらの追加料金は数万円単位になることが多いため、返却する際は事前に汚れや臭いをチェックし、必要に応じていくらかの費用を用意しておいた方が良いでしょう。
カースタレンタカーのペット同伴利用時の3つのルール

カースタレンタカーでは、1日550円の利用料金でペット同伴可能な車両をレンタルできます。ただしペットを同伴させる際は、以下3つのルールを守る必要があります。
同伴できるペットの条件
同伴できるペットは、70cm×90cm×75cm以下のケージに入るサイズで、体重10kgまでの犬または猫が対象です。
ケージの貸し出しは行っていないため、利用者が各自用意する必要があります。
同伴方法と場所の条件
ペットの同伴スペースは、車両のラゲッジスペースおよび後部の床のみです。
指定の場所以外にケージを設置したり、車内でペットを開放したりする行為は禁じられているため注意しましょう。
ペット同伴のルールへの同意
カースタレンタカーでは、ペットを同伴させる際、所定の同意書の提出が必要です。
同意書には、同伴させるペットの条件や乗せ方、走行中の注意点、NOCのルールなど、ペット乗車時の条件が記載されています。それら全てに目を通し、内容に同意できる場合は、同意書に日付と署名、ペットの名前を記載し、契約時に提出する流れになります。
なお、同意書は店頭に用意されている他、カースタレンタカーのWebサイトからダウンロードし、プリントアウトして使うことも可能です。
以上3つが主なペット同伴時のルールですが、補助(介護)犬との同伴についてはこの限りではありません。
補助(介護)犬を同伴させたい場合は、その旨をあらかじめ伝えた上で、同伴方法やケージの設置スペース、車種について店舗スタッフに相談に乗ってもらいましょう。
ペット同伴でレンタカーを利用する場合のよくある質問
ここでは、ペット同伴でレンタカーを利用する際によくある質問をまとめました。
Q. レンタカーに無断でペットを乗せたらばれる?
A. ほとんどの場合、ばれます。
ペットをレンタカーに乗せると、シートに毛が付いたり、動物特有の臭いが染み付いたりします。たとえ短時間の利用でも、汚れや臭いからペットを乗せたことがばれる可能性は高いです。場合によっては後日、清掃料金や違約金などが請求されることも考えられます。
また、今後そのレンタカー会社の利用を断られる可能性もあるため、無断でペットを乗せるのは控えましょう。
Q. ケージ不要でペット同伴は可能?
A. ケージ不要で利用できるサービスもありますが、安全と衛生面への配慮が不可欠です。
レンタカー会社の中には、ケージ不要でペットの同伴を許可しているところもあります。ただしケージを使わない場合はペットが車内で放し飼いの状態になるため、毛や排泄物でシートを汚したり、あちこち動き回って運転に支障を来したりするリスクが高いです。
また、急ブレーキや急発進などによってペットの体のバランスが崩れた場合、シートから落下してけがをする可能性が高くなります。
このように、ケージ不要でペットを乗せるとさまざまなリスクが懸念されるため、ケージなしでの同伴を希望する場合は、より徹底した安全面や衛生面への配慮が必要になるでしょう。
レンタカーのルールを守ってペットとのドライブを楽しもう
レンタカー会社の中には、ペット同伴可の車両を提供しているところもあります。ただし、ペットを同伴させるには各社が定めたペットポリシーを理解し、ルールを遵守しなければなりません。
また事前にペットを同伴させる旨を伝えていれば、多少の汚れや臭いが問題になることはありませんが、頑固な汚れや臭気が付いてしまったり、車に傷を付けてしまったりした場合は、清掃料金やNOCの支払いを求められる可能性があるため注意しましょう。
カースタレンタカーでは、1日550円の料金でペット同伴が可能な車両の貸し出しを行っています。
ペット同伴可の車両の取り扱いは店舗によって異なるため、ペットとのドライブを検討されている方は、ぜひお気軽にカースタレンタカーまでお問い合わせください。
https://rentacar.carlifestadium.com/
6時間2,000円から利用可能