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レンタカーを賢く安く借りる方法を徹底解説! 料金比較や節約の裏技も紹介

レンタカーサービスを提供している業者は複数あり、それぞれ料金やプランに違いがあります。レンタカーの利用料金を安く抑えたいのなら、各業者の料金を比較し、条件の良いところを選ぶことが大切です。なお、レンタカー料金は予約方法や追加料金によって増減するため注意しましょう。

本記事では、主要レンタカー会社の料金比較や、格安レンタカーが安い理由、レンタカーを安く借りる方法などを解説します。レンタカーを予約する際によくあるQ&Aもまとめているため、ぜひ参考にしてください。

レンタカーの料金体系を徹底解剖! 主要5社の料金比較


レンタカーの料金体系は、基本料金+追加料金で構成されています。

基本料金は、12時間まで6,500円、24時間まで8,000円などレンタルする時間によって決められています。一方の追加料金は補償やオプションを追加した場合に発生する料金です。基本料金とは異なり、補償やオプションを付加するかどうかは任意です。利用する場合は基本料金に上乗せされます。

以下で、コンパクトカーをレンタルする場合の基本料金(一般ユーザー)をレンタカー会社の主要5社で比較し、利用時間ごとにまとめました。なお、24時間を超える場合は追加料金扱いですが、延長料金体系は各社ごとに異なります。そのため30時間のケースでは、延長料金体系も追記しています。

レンタカー会社 24時間 30時間
トヨタレンタカー 8,580円 15,840円(追加1日)
日産レンタカー 8,800円 16,060円(追加1日)
ニコニコレンタカー 4,950円 9,900円(追加1日)
オリックスレンタカー 9,900円 17,820円(追加1日)
カースタレンタカー 4,270円 6,400円(追加12時間)

※2025年1月時点の料金です。
※一般会員で比較。エリア別・シーズン別の料金は異なります。

各社を比較すると、24時間利用、30時間利用共に料金が安いのはカースタレンタカーです。もともとの基本料金の安さに加え、12時間ごとの延長に対応しているため、1日半利用したいといった細かなニーズにも対応できるところが特徴です。

なお、カースタレンタカーの12時間ごとの延長料金は2,130円に設定されているため、1日追加した場合(48時間利用)でも基本料金の合計額は8,530円となり、他4社よりもまだ安い計算となります。

※参考:トヨタレンタカー.「料金一覧」.https://rent.toyota.co.jp/service/charge/pricelist.aspx?tab=B ,(2025-03-05).

※参考:日産レンタカー.「車種・料金 軽・コンパクト」.https://nissan-rentacar.com/car/type-list?init_type=A ,(2025-03-05).

※参考:ニコニコレンタカー.「車種・料金 Sクラス(コンパクトカー)」.https://www.2525r.com/price/class-s/ ,(2025-03-05).

※参考:オリックスレンタカー.「車種と料金 軽・コンパクト」.https://car.orix.co.jp/price/price_compact.html ,(2025-03-05).

※参考:カースタレンタカー.「軽・コンパクトの紹介・料金表」.https://rentacar.carlifestadium.com/price/compact/?tab=2 ,(2025-03-05).

隠れた料金差に注意!

ここまで主要レンタカー会社5社の基本料金を紹介してきましたが、上記の例はコンパクトカーを一般料金でハイシーズン以外に利用するケースです。他の車種を選択した場合や、特別な会員になった場合、ハイシーズンに利用した場合は基本料金が変動します。

一般的に、排気量(車のサイズ)の大きい車両を選んだ場合や、ハイシーズン(ゴールデンウイークや夏休み、年末年始など)に利用した場合は基本料金が割高に設定されるため注意が必要です。また、レンタカー会社の多くは会員種別ごとに異なる適用割引率を採用しているため、レンタカーを頻繁に利用する場合は会員登録をすると安く利用できる可能性があります。

格安レンタカーはなぜ安い? リーズナブルな理由

格安レンタカーとは、通常のレンタカーよりも安い料金で車をレンタルできるサービスのことです。ここでいう通常のレンタカーは、大手カーリース・レンタカー会社が提供する一般的なレンタカーサービスのことで、トヨタレンタカーや日産レンタカー、オリックスレンタカーなどが該当します。

前章で紹介したレンタカー料金の比較表を見ても分かる通り、通常のレンタカーと格安レンタカーでは同じクラスの車を同じ時間だけレンタルしても、利用料金に大幅な差が生じている状況です。なぜ格安レンタカーはこれほど安いのか、その理由は大きく分けて2つあります。

1つ目は、使用する車の状態です。通常のレンタカーは基本的に新車を利用しているため、元の投資額が高い分、レンタル料金も割高に設定されています。一方、格安レンタカーは新車よりも安く仕入れられる中古車を利用しています。投資額が少ない分、レンタル料金も割安に設定されているため、通常のレンタカーよりもお得に借りることが可能です。

2つ目は、古いモデルの車を利用していることです。通常のレンタカーは最新モデルを利用しますが、格安レンタカーでは現行モデルよりも古い型落ちの車を利用するケースが多く見られます。古いモデルは現行モデルよりも価格が安くなるため、レンタカー料金に反映することで格安の料金体系を実現しています。

「中古車や古いモデルの車に乗っても大丈夫?」と不安に感じる方も多いかもしれませんが、中古や旧モデルといってもきちんと整備されているため、レンタカーとして利用する分には問題ありません。新車に乗りたい、最新モデルに興味があるという場合は別ですが、コストパフォーマンス重視なら格安レンタカーを利用した方が断然お得でしょう。

格安レンタカー利用時の注意点

格安レンタカーは通常のレンタカーよりもお得に借りられるメリットがある一方、利用時には以下の点に注意が必要です。

  • 車両の状態
  • オプション・装備の種類
  • 利用できる店舗数

格安レンタカーでは定期的に点検・整備された車を利用していますが、中古車である以上、年式や走行距離にはある程度のばらつきが生まれます。特に人気の車種は利用頻度が高い分、劣化が早く進み、燃費や性能などが低下している恐れがあります。そのため、格安レンタカーを選ぶ際は車の状態や性能について事前に問い合わせておきましょう。

また、年式の古い車や旧モデル車は、新車や現行モデルよりもオプションや装備の種類が少ない傾向にあります。例えば、カーナビやETCが標準で付いていない車もあり、それぞれのツールを利用したい場合は別途オプションを追加する必要があります。オプション料金は各社によって異なるため、利用したい装備がある場合はオプションの有無や料金込みで利用できるかを確認することが大切です。

さらに利用できる店舗の数にも注意が必要です。格安レンタカーの多くは全国にチェーン店がありますが、中には一部の地域にしか店舗がないケースも少なくありません。自宅から近い店舗で借りたい、現地で乗り捨てしたいなどの希望がある場合は、レンタカーを利用したいエリアに店舗があるかどうかもチェックしておきましょう。

コスト節約の豆知識! レンタカーの賢い予約方法と時期

レンタカーを安く借りる方法として格安レンタカーをご紹介しましたが、併せて予約方法や予約の時期などにも配慮すれば、よりコストを節約できます。ここでは、レンタカーを賢く利用するために知っておきたい豆知識を6つご紹介します。

早期予約割引を利用する

レンタカー会社の多くは、早めの予約で料金が割り引きになる早期予約割引制度(早割)を設けています。割引条件はレンタカー会社によって異なりますが、一般的には30日以上前に予約すると割り引きが適用されるケースが多いようです。中には2週間前など、より短い期間でも割り引きが適用される制度を導入しているところもあります。

なお、複数の早割プランがある場合、予約が早ければ早いほど割引率もアップするため、レンタカーを利用する日が決まったら、すぐに予約を入れることをおすすめします。

オンライン予約割引を利用する

レンタカー会社の中には、Webサイトや公式アプリからのオンライン予約で割り引きが適用されるところもあります。店頭や電話での手続きに比べると、予約時の人件費を節約できるためです。

オンライン予約は曜日や時間にとらわれず、24時間いつでも好きなときに予約できる場合もあり、会員ページから予約内容を簡単に確認できるため、オンライン予約割引があるのなら積極的に活用してみましょう。

通常期(オフシーズン)に予約する

レンタカーの利用期間は、通常期とハイシーズンの2種類に区分されています。ハイシーズンとはレンタカーの需要が高くなる時期のことで、具体的には以下のような例が挙げられます。

  • ゴールデンウイーク(4月~5月の大型連休)
  • 夏休み(7月~8月)
  • シルバーウイーク(9月の大型連休)
  • 年末年始(12月~1月の大型連休)

上記の期間は観光やレジャー、帰省などによりレンタカーの需要が高くなるため、通常期よりもレンタカー料金が割高に設定されます。レジャーや帰省の日程が決まっている場合は仕方ありませんが、日程に柔軟性がある場合は上記のハイシーズンは避けて、通常期に利用すれば料金を節約できるでしょう。

なお、ハイシーズンは地域によって異なる場合があります。例えば夏のハイシーズンの場合、北海道や沖縄は7月初頭から8月末まで丸2カ月間がハイシーズンに設定されているのに対し、その他の地域は夏休みに入ったばかりの数日間や、お盆前後のみハイシーズンに設定されているケースがあります。

また、レンタカー会社によってはハイシーズンを2段階に分け、ゴールデンウイークやお盆期間など特に需要が高まる期間は、通常のハイシーズンよりさらにワンランク高い料金が適用されるケースもあるようです。

ハイシーズンの定義や料金プランの種類はレンタカー会社によって異なるため、通常期を狙って予約したい場合は、それぞれの会社のホームページで通常期およびハイシーズンの日程を確認しておきましょう。

平日割引を利用する

平日割引とは、その名の通り、平日の利用で基本料金が割り引きになるサービスです。一般的に、レンタカーは観光・レジャーに出かける方が多い土日祝日に需要が集中する傾向にあります。逆に、仕事や学業などで多忙な平日はレンタカーの需要が低くなるため、休日よりもお得な料金が設定されていることがあります。ビジネスで利用する方はもちろん、観光やレジャーのスケジュールに都合が付けられる場合は、平日割引を利用してレンタカーを利用するのがおすすめです。

なお、ここでいう平日とは通常期に限定されます。ハイシーズン中はたとえ平日でも割り引きが適用されないこともあるため注意しましょう。

クーポン・キャンペーンを利用する

レンタカー会社の中には、不定期でお得なクーポンを配布したり、特定の条件を満たすことで割り引きが適用されるキャンペーンを実施したりしているところがあります。これらを上手に活用すれば、通常よりも安い料金で車をレンタルできます。

クーポンについては会員限定サービスとして提供されるケースが多いため、あらかじめ会員登録を済ませておき、クーポンを受け取りましょう。一方、キャンペーンは随時行っているところが多いですが、時期によって内容や条件が変化します。レンタカーを利用することが決まったら、各レンタカー会社のホームページなどを小まめにチェックし、お得なキャンペーンが開催されていないかどうか調べておくとよいでしょう。

会員プログラムを利用する

レンタカーサービスは会員登録なしで利用できますが、登録を済ませれば各レンタカー会社の会員プログラムを利用できるようになります。会員は基本料金の割り引きが適用される他、独自のポイントが付与されたり、割引クーポンが配布されたりとさまざまな特典が付与されるため、非会員(一般ユーザー)よりもお得にレンタカーを利用することが可能です。

また、レンタカー会社によっては年間で一定回数以上利用すると会員グレードがアップし、割引率やポイント付与率がアップする仕組みを導入しているところもあります。会員登録はほとんどの場合、無料で行えるため、一回切りの利用であっても事前に会員登録を済ませておくことをおすすめします。

思わぬ出費に注意! 見落としがちな追加料金と対策

レンタカーの費用は基本料金だけではなく、さまざまな追加料金が発生することもあります。基本料金だけに注目して、その他の費用のチェックを怠ると、思わぬ出費につながる可能性があるため注意が必要です。

以下では、レンタカー利用時に見落としがちな追加料金について詳しく解説します。

免責補償料

免責補償料とは、免責補償制度に加入した場合に発生する料金のことです。

レンタカーにはあらかじめ保険がかけられているため、万が一レンタカーで事故を起こしたとしても、利用者本人が全ての損害賠償責任を負う心配はありません。しかし、各レンタカー会社が定めた規則に基づき、一定の免責額を負担することになります。

免責額はレンタカー会社や事故の損害によって異なりますが、対物補償や車両補償を利用する事故があった場合、1事故につき免責額5万円ほどが請求されることが多いようです。この免責額の支払いが免除される制度が免責補償制度で、事前に一定の免責補償料を支払っておけば、万が一事故が起こっても免責額を負担せずに済みます。

ノンオペレーションチャージ(NOC)補償料

ノンオペレーションチャージ(NOC)とは、事故や盗難、故障、汚損、臭いなどが原因で車両の修理やメンテナンスが必要になった場合に発生する営業補償のことです。修理やメンテナンスを行っている間、その車はレンタカーとして営業できなくなるため、会社は損失を被ります。そのため、NOCが発生した場合、利用者は休業補償として一定の料金を支払う決まりになっています。

もし契約時にNOC補償料を支払っていれば、NOCが発生しても休業補償料の支払いを免除してもらうことが可能です。なお、NOCは事故が発生したときの免責額とは異なるため注意しましょう。

ガソリン代

レンタカーの基本料金には燃料代は含まれていないため、利用者はレンタカーを使用後、ガソリンを満タンにして返却する必要があります。このときのガソリン代は全て実費になるため、走行距離が多い場合は燃料代の負担に注意しましょう。

延長料金

規定の時間までにレンタカーを返却できなかった場合、超過した分の延長料金を支払うことになります。延長料金は各社で決められており、1時間単位とは限らず、半日分や1日分の延長料金が発生する場合もあるため要注意です。

乗り捨て料金

全国各地に営業所があるレンタカー会社の場合、車を借りた店とは異なる店に返却(乗り捨て)できるサービスを提供しているところもあります。行きはレンタカーであちこち観光して帰りは新幹線ですぐ帰宅したい、といった場合に便利なサービスです。

しかし、現地で乗り捨てされた車はレンタカー会社のスタッフが運転して元の営業車に戻す必要があるため、人件費や燃料代として乗り捨て料金が発生します。乗り捨て料金は元の営業所から返却した営業所までの距離や、車種などによって異なるため、事前に問い合わせておきましょう。

備品レンタル料金

レンタカーに任意で備品を装備する場合、備品レンタル料金が発生します。備品の内訳はレンタカー会社によって異なりますが、カーナビやETC機器の他、チャイルドシートやジュニアシート、ルーフキャリア、スタッドレスタイヤなどが挙げられます。

レンタカー会社によっては無料で装備してくれる場合もありますが、有償のものもあるため、備品をレンタルするのなら何にどのくらいの料金がかかるのか確かめておきましょう。

追加料金をなるべく出さないための対策

追加料金をなるべく出さないようにするには、以下のポイントに留意しましょう。

レンタル時間は余裕を持って設定する

レンタカーの1時間当たりの延長料金は、通常の基本料金の1時間当たりの単価よりも割高に設定されています。

例えば12時間までの料金が6,000円、24時間までの料金が8,000円、延長料金が1時間ごとに1,200円のレンタカー会社で、当初12時間の予定で車を借りたとします。ところが予定が長引き、結局返却したのは18時間後になりました。

その場合、1,200円 × 6時間 = 7,200円の延長料金が発生し、トータルでの支払いは6,000円 + 7,200円 = 13,200円です。24時間までの基本料金は8,000円のため、最初から24時間でレンタルしておいた方が料金を大幅に節約できたことになります。

上記のケースは極端な例ですが、道に迷ってしまった、渋滞に巻き込まれたなどのアクシデントに見舞われる可能性は少なくないため、レンタカーの利用時間は余裕を持って検討しましょう。

必要なオプションのみを付加する

あれこれオプションを付けると料金が上乗せされるため、必要なものだけを無駄なく付加するよう心掛けましょう。

例えば、チャイルドシートやジュニアシートは、自宅にある物を持参すれば備品レンタル料を丸ごと節約できます。逆に、免責補償やNOC補償は、1日に付き数百~1,000円台の料金を負担するだけで、万が一の場合に発生する免責額やNOC補償料を免除してくれる制度です。免責額やNOCは数万円以上に及ぶケースがほとんどなため、少々の費用がかかっても加入しておいた方が良いでしょう。

レンタカー予約時のQ&A

レンタカーを予約する際に、よくある質問をQ&Aでまとめました。

Q. 借りた人以外が運転してもよい?

A. 運転する人の名前を申込書に記載すれば問題ありません。

契約者以外の人が運転する場合は、あらかじめレンタカーの申込書にドライバーになり得る可能性のある人の名前を記入しておきましょう。その際は名前を記入した全員分の免許証を提示する必要があります。

Q. レンタカーを運転中に付けた傷は気付かれる?

A. 気付かれます。

レンタカー会社のスタッフは、車を貸し出す前に、車両の状態を細かく点検します。

レンタルの最中に付けた傷は、返却後の点検で気付かれるため、もし傷を付けてしまった場合は正直に申告しましょう。

レンタカーを安く借りたいなら格安レンタカーを選ぼう

レンタカー会社は複数ありますが、新車や最新モデルを取り扱う大手レンタカー会社はレンタル料金が割高になりがちです。新車や最新モデルにこだわらないのなら、中古車や旧モデル車を利用することで料金を安く抑えている格安レンタカーを利用するのがおすすめです。併せて、安く借りる方法として各種割引を適用したり、予約の時期を工夫したりすれば、レンタカー料金をより安く抑えられるでしょう。

カースタレンタカーは、軽自動車なら24時間4,000円~、コンパクトカーなら24時間4,500円~とリーズナブルな料金を設定しています。さらに、会員登録すれば最大15%オフの割り引きや、お得なクーポン配布などの特典を受けられます。コストを抑えてレンタカーを利用したいのなら、ぜひカースタレンタカーのサービスをご検討ください。

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