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車がガス欠になったときの3つの対処法!5つの確認で緊急脱出!

ガス欠になったら連絡すべき場所

ガソリンの残量が少なくても車を走らせることはできます。
しかし、限界を超えるとガス欠で動かなくなってしまいます。

車が動かなくなってしまうと、対処法が分からずにパニックになってしまう可能性もあります。

そんなことにならないために、事前にガス欠になった際の対処法を把握しておきましょう。

今回は、車がガス欠になった時の対処法を5つご紹介いたします。
できるなら、車を安全な場所に停車し、落ち着いて対応しましょう。

ガス欠の経験はないけれど、いざという時の知識を身に着けておきたい方は必見です。

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1. まずは車を安全な場所に停車してから対応を

ガス欠になったら安全な場所にまずは停車させる

車がガス欠になりそうな場合、まずはガソリンスタンドを探すのが先決です。
完全にガス欠になってしまう前にガソリンスタンドに到着できれば、そこで給油できます。
できることなら、ガス欠の前兆を見逃さずにガソリンスタンドに到着できるよう努力しましょう。

しかし、下記の場合には、車が完全に動かなくなる前に車を安全な場所に移動させる必要があります。

  • ガソリンスタンドにたどり着けなかった
  • 渋滞などでガソリンスタンドにつく前にガス欠になりそう

広く、道路に余裕があるのなら、安全な路肩に寄せてから対処します。
路肩に寄せる前に車が動かなくなってしまった、安全な路肩がない場所でガス欠になってしまったという場合は、まずハザードランプを点灯させて後続車との事故を未然に防ぎます。

道の途中で車が止まってしまった場合は、とにかく衝突事故を防ぐことをまず考えるようにしてください。

実際にガス欠が原因で車が止まり、その車にトラックが追突して負傷者が出た事故も報告されています。夜間などはとくに周囲の車への配慮を怠らないようにしましょう。

車が完全に止まってしまったものの近くに安全な場所がある場合は、自力で車を押して移動させます。
ギアをニュートラルにしてから車から降りて、車を押して移動させましょう。

ドアを開けて運転席の近くにあるAピラーという柱を押すとスムーズに動かすことができます。

2人以上いる場合は前後から力を入れて車を移動させることができます。
1人しか乗車していない場合は、ガス欠であることを把握してくれた周囲の人が手伝ってくれる可能性もあります。

2. 適切な場所に連絡をする

ガス欠になったら連絡すべき場所

車を安全な場所に移動させたら、また後続車への対応をしたら、次に適切な場所に連絡をします。

連絡先はいくつかパターンがあります。そのときによって自分に最適な連絡先を選ぶようにしてください。

近くにいる家族や友人

車がガス欠になった場所が、家の近くであったり、友人の近くである場合は、家族や友人に連絡して助けを求めることもできます。
職場が近い場合は職員に連絡するという方法もあります。

1人で車を動かせない場合に手伝ってもらったり、ガソリンスタンドまで牽引してもらえます。

近くのガソリンスタンド

近くにガソリンスタンドがある場合は、そのガソリンスタンドに連絡するという方法があります。

ガス欠になってしまった事情と場所を説明しましょう。ガソリンを持ってきてくれます。
ガソリンスタンドによってはこのようなサービスを行っているところと行っていないところがあるため、対応してくれるかは確認しましょう。

少人数で経営しているガソリンスタンドでは対応していない場合も多いです。
その場合は、自分でガソリンを取りに行かなければなりません。

任意保険のロードサービス

車の任意保険に加入している場合は、その任意保険のロードサービスを利用できます。

保険会社によって違うロードサービス

自動車保険のロードサービスは、サービスの一環です。無料で行ってくれることがほとんどです。
任意保険のコールセンターに連絡すれば、その場での対処法なども教えてもらえるため、詳しく事情を説明するようにしましょう。

任意保険では、夜間でも利用できるロードサービスが増えています。ロードサービスの内容によって任意保険を決めるという方も多いです。

任意保険によっては、ロードサービス特約に加入しなければロードサービスを受けられないというケースもあります。

下記に当てはまる方は、万が一のガス欠に備えて任意保険のロードサービスを再度確認しておきましょう。

  • 夜間走行することが多い
  • 夏休みや年末年始など渋滞に巻き込まれる時期に車を走行させる

任意保険のロードサービスに連絡した場合、渋滞などの状況によっては1時間以上待たされる可能性もあります。
他の方法でスムーズに解決できそうなら、別の手段を検討することもおすすめです。

ロードサービスの内容は保険会社によって違う

ロードサービスの内容は、加入している保険会社によって違います。
ロードサービスを使うことによって等級が下がるという心配はありません。

損保ジャパン日本興亜、三井住友海上、三井ダイレクト、チューリッヒ、そんぽ24、ソニー損保、セコム損保、SBI損保、といった人気の保険会社のガス欠に対するロードサービスをチェックしてみましょう。

まず、チューリッヒはガス欠に対するロードサービスを実施していません。
別途ガス欠に対するロードサービス特約に加入する必要があるため、心配な方は事前に内容を確認しておきましょう。

損保ジャパン日本興亜、そんぽ24、SBI損保は、10リットルまでのガソリンなら無料で請け負ってくれます。
給油してもらったガソリンで車を走らせて、近くのガソリンスタンドまで向かうようにしてください。

三井ダイレクト、三井住友海上、ソニー損保、セコム損保の場合は、ガス欠へのロードサービスは無料ですが、ガソリン代は自己負担です。注意しましょう。

ガス欠に対するロードサービスは、保険会社によって違いがあります。
ガス欠以外にも、バッテリー上がりやタイヤのパンク、キー閉じ込め、落輪など、車を運転するうえでのトラブルはたくさんあります。

そんな、想定されるさまざまなトラブルに対応してくれるかどうか、ロードサービスの内容を各社チェックしてみましょう。

JAFに加入している場合は無料で対応可能

一般社団法人日本自動車連盟、JAFに加入している場合は、JAFに連絡すると無料でロードサービスを利用することが可能です。

JAFのロードサービスは24時間365日、いつでもどこでも駆けつけてくれます。

また、車単位ではなく、加入している人に対してのサービスです。自分の車を運転していなくてもサービスを受けることができます。
車以外のバイクでも対応が可能です。

任意保険のロードサービスには回数制限があるものも多いですがJAFなら回数制限なしで何度でもサービスを受けられます。

また、任意保険では受け付けていない万が一のトラブルにも迅速に対応してくれます。

ガス欠以外にも、下記のサービスを受けられます。

  • パンクの修理
  • タイヤチェーンの脱着
  • ぬかるみからの引き上げ

任意保険会社による車のトラブルの対応、修理などは、その保険会社と提携している業者が対応します。
そのため、保険会社、地域、タイミングによって、技術にバラつきが出てしまいます。

一方で、JAFはロードサービスを専門としているため、一定以上の技術を持ったスタッフが対応してくれます。

JAFと任意保険を合わせて、より安心、安全に毎日車を運転することも可能です。
JAFの非会員だとロードサービスが高額ですが、入会金2,000円、年会費4,000円と、会員になるために必要な金額は低めです。

JAFに加入していない方は加入を検討しておくこともおすすめします。

JAFに加入していなくてもJAFは利用可能

JAFは未加入でもOK

JAFに加入していない非会員でも、JAFのロードサービスを受けることは可能です。
会員なら無料のサービスが、非会員の場合は有料になるため注意しましょう。

午前8時から午後8時までの間にガス欠になってしまった場合は基本料が8,380円必要です。さらに燃料費は実費となります。午後8時以降の対応になると料金は1万480円+燃料費です。

さらに高速道路でガス欠になってしまった場合、サービスエリアやパーキング内なら昼間は1万,480円、夜間は1万2,570円が必要です。

高速道路の、サービスエリア、パーキング以外でガス欠になってしまった場合、昼間は1万6,770円、夜間は1万9,900円が必要です。

高速道路まで来てもらう場合は出動したJAFの車両の高速料金も請求されます。
エアー抜き作業が必要な場合は別途作業料が必要になるため注意しましょう。

JAFの公式ページでは、ガス欠やトラブルの際にかかる料金を計算してくれます。
料金が気になるという場合は、事前に公式ページで確認してから連絡するようにしましょう。[注1]

[注1]JAF/ロードサービスの料金を調べる

3. 自力でガソリンスタンドを目指す

自力でガソリンスタンドまでいく対処法

知人に連絡して助けに来てもらう、ガソリンスタンドに連絡してガソリンを届けてもらう、任意保険やJAFに連絡する、という方法のほかにも、自分でできることはたくさんあります。

近くにガソリンスタンドがある場合や2台以上で走行していた場合には、下記のような方法も利用できないか検討してみましょう。

ガソリンスタンドが近くにある場合は車を押していく

ガソリンスタンドを目前にして車がガス欠になってしまったという場合は、ガソリンスタンドまで車を押していくのが最善策です。

任意保険やJAFのロードサービスは到着するまでにかなり時間がかかる場合もあります。早く解決したいという場合は、この方法を検討してみましょう。

誰か同乗者がいれば手伝ってもらえます。比較的スムーズに車をガソリンスタンドまで運べるでしょう。

同乗者がいる場合は1人がガソリンスタンドに行く

同乗者がいる場合は、1人がガソリンスタンドに出向いてガソリンを受け取るという方法もあります。

歩いていける距離にガソリンスタンドがあるものの、車を押すのは大変、または道が混雑していて押していけないというときに選択する方法です。

事情を説明すれば、ガソリンスタンドは携行缶を貸してくれます。
とりあえずガソリンスタンドまで走行できる量のガソリンを入れてもらい、その後、ガソリンスタンドに携行缶を返却し、ガソリンを満タンにすれば問題を解決できます。

車に1人しか乗っていない場合は、路上駐車とみなされたり、事故やトラブルを引き起こさないよう、車から離れずにできる対処法を取るようにしましょう。

2台以上で走行していた場合は牽引してもらう

家族、知人、会社の職員など、2台以上で走行している場合に片方がガス欠になってしまった場合、もう1台に牽引してもらうという方法もあります。

いずれかの車に牽引ロープが車載されている場合は、その場ですぐに対応でき、ガソリンスタンドまで車を楽に移動させられます。
早く車を動かせるようにしたい場合にはこの方法は便利です。

しかし、ガス欠になっている車は操作が非常に難しいため、牽引する方もされる方も細心の注意が必要です。
万が一に備えて牽引ロープを用意しておくとよいでしょう。

4. ガス欠の前兆を察知して速やかに対処する

ガス欠の兆候

車はガソリンが切れると突然動かなくなるというわけではありません。
ガス欠になるまでには前兆があります。

この前兆を察知することで、冷静に対応できます。
ガス欠の前兆が現れたら、速やかにガソリンスタンドを探す、間に合わなそうな場合は車を路肩など安全な場所に止めるなどの対応をしましょう。

それではガス欠の前兆を3つご紹介いたします。

前兆1. スピードが出せなくなる

ガソリンが少なくなっていることに気付かずに運転を続けていると、車のスピードが落ちます。

燃料が残り少なくなってくると、アクセルを踏んだところで加速などができない状態になってきます。
速いスピードを出していたのに、ガクンとスピードを出しにくくなった場合は、ガス欠の前兆の可能性が高いです。注意しましょう。
また、登り坂やコーナーで思うように車のスピードが出せないというケースもあります。

前兆2. エンジンから音や振動がする

ガソリンが少なくなると、エンジンから普段とは違う音、振動がするようになります。
車によってその音や振動のタイプは違いますが、一般的に「カタカタ」と乾いているような音が聞こえます。
振動は大きなものではありませんが、小刻みに震えるような感覚があります。

前兆3. エンストする

スピードが出なくなる、エンジンから異常な音や振動がするといった現象をそのままにすると、いよいよ車がエンストしてしまいます。
そうなってしまう前に車を安全な場所に停車させる必要があります。

5. ガス欠を防ぐための対処も怠らない

ガス欠になってしまった場合の対処法をご紹介しましたが、そうなってしまう前に、ガス欠にならないために注意を払っておくことも大切です。

ガス欠にならないためにできる4つのことご紹介いたします。
事前に気を付ける習慣を大切にしましょう。

1. ガソリンメーターをこまめにチェックする

ガソリンメーターのチェック方法

ガス欠にならないようにするには、まずガソリンメーターをこまめにチェックする必要があります。

車種によっても表示や基準はさまざまですが、近年の車の場合はガソリンが10リットル以下になるとEランプが点灯します。

Eランプ(エンプティランプ)とは、燃料の残量が少なくなっていることを警告するランプです。
点灯したり点滅したりと車種によって警告表示は違いますが、このEランプが点灯したら速やかにガソリンを入れるようにしましょう。

このランプは赤や黄色、また給油機のマークであったりもします。
こまめに Eランプを確認することでガス欠を未然に防ぐことが可能です。

ガソリンメーターをチェックしてeマークが点灯する前にガソリンを入れる習慣をつけておけば、ガス欠というトラブルを未然に防げます。

このEランプが点灯したとしても、数十キロ程度であれば走行は可能です。
下記が残りの走行距離の目安です。

残りの走行距離=ガソリンの残量×車の燃費

ガソリンが10リットル残っていて、車の燃費が5km/Lの場合は、50キロの走行が可能です。
ハイブリッドの車であればそれよりももっと長い距離を走行することができます。

だからといって油断することなく、できるだけ早くガソリンスタンドに入るようにしましょう。
一般道路であればナビやスマホを駆使すればガソリンスタンドを見つけられます。速やかにガソリンを給油するようにしてください。

高速道路の場合は50キロおきにガソリンスタンドが設置されています。
地方の場合は100キロおき程度にしか設置されていないケースもあります。とくに地方ではガス欠への注意が必要です。

2. ガソリンの燃費を抑える走り方をする

ガソリンメーターのEランプが点灯した、またガソリンの残量が心もとないというときは、ガソリンの燃費を抑える走り方をしながらガソリンスタンドを探すようにしましょう。

下記の走り方ならガソリンの燃費を抑えられます。

*車を発進するときにゆっくりアクセルを踏む
*走っている間はできるだけ一定のスピードを維持する

エアコンなどは切っておいたほうがガソリンを消費しにくいです。
これらのコツを抑えてできるだけガソリンの消費を抑え、ガソリンスタンドを見つけたら速やかに給油しましょう。

3. 事前にガソリンの使用料を計算しておく

車に乗った最初にガソリンメーターを確認したら、今日の移動距離からどれくらいのガソリンが必要になるかを計算しましょう。

遠出する予定があるのなら、先にガソリンスタンドに寄っておいたほうが安心です。
あまり遠くまでいかない予定の場合でも、残量が少なくなっているのであれば早めにガソリンスタンドに寄るようにしましょう。

どれくらいのガソリンを入れておけばどれくらい走れるかは車種などによっても異なります。徐々に感覚を掴めるようにしていくとよいでしょう。

4. 車に携行缶を積んでおく

携行缶の使い方

遠出をする場合、さらに地方などでガソリンスタンドがあまりない場所に出向く場合は、車に携行缶を積んでおくこともおすすめです。

ガソリンを携行缶に積んでおけば、万が一ガス欠になってしまった際にも速やかに対応することができ安心です。

ただし、携行缶にガソリンを入れっぱなしにするのは危険です。
常に車に積んでおくのではなく、必要なときにだけ積み込むようにしましょう。

また、一般の方が携行缶にガソリンを入れることはできません。
フルサービスのガソリンスタンドで、スタッフに依頼して携行缶にガソリンを入れてもらいましょう。

自分でガソリンを入れる際は細心の注意を

携行缶に入れていたガソリンを、ガス欠になった車に入れる際は、細心の注意が必要です。

ガソリンを補給する際に静電気対策をしていないと、静電気による引火事故に繋がる可能性もあります。
ガソリンスタンドでは静電気を除去してくれるシートがありますが、自分で入れる際にはそのようなアイテムはないことのほうが多いです。

対策として、地面を手のひら全体で触れると、体内に溜まった静電気を逃がすことが可能です。
冬場など、とくに乾燥している時期には忘れずに行うようにしましょう。

静電気除去を行ったら、給油口を開いてガソリンを給油していきます。
給油ノズルはしっかりタンクに差し込まれていることを確認しましょう。
差し込みが甘いと、車外にガソリンが飛散してしまう可能性もあります。

ガソリンを給油したら、エンジンまでしっかり行き渡るのをしばらく待つ必要があります。
キーを回し続けているとエンジンが動き出します。それからゆっくりと様子をみながらアクセルを踏み出すようにしましょう。

ガス欠を繰り返すと車に悪影響がある

ガス欠による罰則と罰金

一度のガス欠なら車への悪影響は少ないですが、何度も繰り返すことは車にダメージを与えてしまいます。

ガス欠になると、車の燃料ポンプが空回りしてモーターが滑りにくくなります。
摩擦、摩耗が起きやすくなり、燃料ポンプの故障の原因に繋がります。

ガス欠になった車にガソリンを給油しても、すぐに元通りに利用できるわけではありません。
パイプライン内にガソリンを行き渡らせる必要があります。
そのため、ガス欠になるとその度にモーターを必要以上に多く回さなければならず、モーター、バッテリーへの負担が大きくなります。

何度もガス欠を繰り返すことでこのように車の内部にさまざまな悪影響が起こります。
一度ガス欠になってしまったら、もう繰り返さないようにこまめにガソリンを給油することを頭に入れておきましょう。

高速道路でガス欠になると違反扱いに

高速道路でガス欠になってしまった場合、違反扱いで減点、下記のように罰金の対象にもなってしまいます。

  • 大型車、中古車は12,000円の罰金
  • 普通車は9,000円の罰金
  • 自動二輪車は7,000円の罰金

高速道路で車を停車させるのは事故に繋がる危険な行為であり、不注意からのガス欠は減点されることもあります。

高速道路には50キロおきにガソリンスタンドが設置されています。ガソリンがなくなりそうになる前にきちんと給油しておくようにしましょう。

高速道路でガス欠になり車が停車してしまった場合、違反点数として2点減点されることも覚えておきましょう。

まとめ

もしガス欠になってしまっても、記事を参考に冷静に対処しましょう。
任意保険のコールセンターやJAF、近くのガソリンスタンドを利用するなどして、速やかにガス欠の問題を解消するようにしましょう。

正しい対処で事故などの二次被害を防ぐこともできます。
さらに、ガス欠にならないために、日頃からきちんとガソリンの残量を確認しておくことも大切です。

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