東京には数多くのレンタカー会社があり、それぞれサービス内容や料金に違いがあります。レンタカーの利用料金をなるべく抑えたいのなら、複数のレンタカー会社を比較し、コストパフォーマンスの良いところを選ぶことが大切です。
本記事では、東京で格安レンタカーを見つける方法や、東京でおすすめのレンタカー会社を目的別にご紹介します。併せて、予約のタイミングや車種の選択、レンタル期間など、レンタカーを利用する際に知っておきたい知識もまとめたので、ぜひ参考にしてください。
書いてあること
東京で格安レンタカーを見つける方法
東京で格安のレンタカーを探す方法は大きく分けて3つあります。
- 地図検索サービスで探す
- レンタカー会社のホームページから探す
- 比較サイトを利用する
ここではそれぞれの方法について解説します。
地図検索サービスの利用
1つ目は、Googleマップなどの地図検索サービスを利用してレンタカーを探す方法です。地図を東京エリアに合わせ、検索窓に「格安レンタカー」というキーワードを入力すれば、該当エリア周辺の格安レンタカー会社が地図上に表示されます。
この方法のメリットは、レンタカー会社を検索すると同時に、その会社の詳しい場所をチェックできるところです。店舗によっては地図上の情報からそのレンタカー会社のホームページに直接アクセスできるので、詳細情報を知りたい場合にも便利です。
ただ、地図上では最低限の情報(所在地や電話番号、営業時間など)しかチェックできないため、実際の料金を調べるには各レンタカー会社のホームページを確認する必要があります。
レンタカー会社のホームページから探す
2つ目は、レンタカー会社のホームページで調べる方法です。
全国展開しているレンタカー会社の多くは、自社のホームページに店舗検索サービスを設置しています。エリアを指定して検索すれば、東京エリアで利用できる店舗を絞り込んで表示できます。同じホームページにはレンタル料金も掲載されているので、レンタカー会社の場所と料金を一度にチェックできるところがメリットです。
ただ、この方法だとレンタカー会社を一つひとつチェックすることになるので、手間と時間がかかります。特に東京にはレンタカー会社が複数存在するので、全ての会社のホームページに手動でアクセスし、店舗検索・料金チェックするのは非効率的でしょう。
すでにレンタカー会社を少数に絞っていて、詳細情報を知りたいという場合に適した方法です。
比較サイトを利用する
3つ目は、複数のレンタカー会社をまとめて比較できるサイトを利用する方法です。
サービス内容はサイトによって異なりますが、出発場所や返却場所、車両のタイプなどを入力すれば、条件に該当するレンタカー会社が一覧表示されます。表示される情報には車種や料金などの情報が掲載されており、さまざまな条件を基に複数のレンタカー会社を比較検討できます。
簡単な操作で比較できるので、条件に合ったレンタカー会社を短時間で見つけられるところが大きな利点です。一方でその比較サイトが取り扱っているレンタカー会社しか検索できないというデメリットもあります。
また、取り扱っている会社は比較サイトごとに異なりますが、全国展開している大手レンタカー会社が主流となっており、中小規模のレンタカー会社は対象外となっているケースが少なくありません。
東京エリアのレンタカー会社を漏れなくチェックしたい場合は、比較サイトだけに頼らず、他の方法も組み合わせて探すことをおすすめします。
東京で格安レンタカーを利用する際にチェックしたいポイント
レンタカーを格安で利用したい場合は、会社選びだけでなく、予約のタイミングや車種の選び方などにも注意する必要があります。
ここでは東京で格安レンタカーを利用したい場合にチェックしたいポイントを4つご紹介します。
予約のタイミング
レンタカーを予約できるタイミングはレンタカー会社ごとに異なりますが、多くの場合、出発日の2~3カ月前から、出発前日または当日にかけて予約することが可能です。レンタカー会社によっては、早期予約で割引が適用される早割プランなどを提供しているので、格安でレンタカーを利用したいのなら、出発日が決まった段階で早めに予約を取った方が良いでしょう。
また、早期予約はコストの節約だけでなく、希望の車種を選びやすいというメリットもあるので一石二鳥です。
「まだ日程が確定したわけではなく、変更するかもしれない」という場合でも、多くのレンタカー会社は利用の一週間前くらいまではキャンセル料がかからないので、おおよその日程が分かっているのなら早めに予約しておくことをおすすめします。
繁忙期はなるべく避ける
レンタカーの利用料金は常に一定ではなく、曜日やシーズンによって変動します。例えば、土日祝日や休前日、観光シーズン、GWや年末年始などの大型連休はレンタカーの需要が増えるため、利用料金も通常より割高に設定されています。
「休みに合わせて東京観光したい」など、日程をずらせない場合はやむを得ませんが、特に日程にこだわりがない場合はレンタカーの需要が増える繁忙期を避けて利用した方が良いでしょう。
レンタカー会社によっては、通常期とハイシーズン適用日の情報をホームページなどで掲載しているので、あらかじめチェックしておくことをおすすめします。
車種の選択
レンタカー会社では複数の車種を取り扱っており、乗車人数や用途に合わせて自由に選択できます。
レンタカーで利用できる主な車種は以下の通りです。
- 軽自動車・小型車
- セダン
- ミニバン・ワゴン
- ステーションワゴン・SUV
- スポーツカー
- バン・マイクロバス
- トラック
- 福祉車両
一般的に、車両のサイズが大きく、機能や性能、グレードが高いものほどレンタカーの基本料金が高めに設定されています。そのため、格安でレンタカーを利用したい場合は、車種選びにも注意が必要です。
軽自動車や小型車を選ぶメリット
レンタカーの利用料金を格安に抑えたいのなら、軽自動車や小型車を選ぶのがおすすめです。軽自動車・小型車は一般的に全車種の中で最も基本料金が安く設定されているため、他の車種をレンタルするよりもコストを節約できます。
また、レンタカーは返却する際に消費した分のガソリンを補給する必要がありますが、軽自動車や小型車は普通車に比べて燃費が良いので、ガソリン代の節約にもなります。
運転面においても、小回りが利いて運転しやすいというメリットがあるので、少人数で利用する場合は軽自動車や小型車のレンタルを検討してみてはいかがでしょうか。
人気の格安車種を紹介
格安でレンタルできる軽自動車・小型車は複数ありますが、特に以下のような車種が人気です。
- ホンダ N-BOX
- トヨタ ヤリス
- 日産 ノート
- ダイハツ トール
- スズキ ソリオ
ホンダ N-BOXは軽自動車でありながら小型車や普通車並の安全装備を備えており、普段あまり運転しないという方でも安心して利用できるところが魅力です。
「トヨタ ヤリス」は国内外問わず人気の高い小型車。見た目はコンパクトですが、広々としたトランクルームを搭載しているので、小旅行におすすめです。
「日産 ノート」は、高速道路の運転で車が車速や車線維持をアシストしてくれるプロパイロット機能を搭載。県外から高速道路を使って東京へ観光に行く場合などに適しています。
「ダイハツ トール」は、両側スライドドアで乗り降りしやすく、室内空間も広いところが人気。観光や旅行におすすめの車種です。
「スズキ ソリオ」も両側スライドドア付きで、多彩な安全装備を搭載。後席はシートアレンジが可能なので、人数や用途に合わせて便利に乗車できます。
レンタルする期間
レンタカーの料金は一般的に、レンタルする時間(期間)ごとに一律で設定されています。例えば3時間までなら5,000円、6時間までなら7,000円、24時間までは9,000円というように一定時間で区切られており、出発日時から返却日時までに要した時間を基に料金を精算する仕組みです。
なお、24時間以降は1時間ごと、あるいは1日ごとに一定料金の支払いが生じるケースが多くなっています。
長期利用と短期利用の比較
前述した料金例を見ると分かる通り、レンタカーの料金は利用時間が長いほど1時間当たりの単価が安くなります。
ただ、24時間を超えた後は1時間または1日につき一律同じ料金が加算されるようになる仕組みです。そのため、月単位の長期出張などで車を借りる場合は、通常のレンタカーよりも、月契約のマンスリーレンタカーを利用した方がお得になる可能性があります。
レンタカーを長期利用する場合は、1日当たりの通常料金×利用日数と、1カ月当たりのマンスリーレンタカー料金を比較し、どちらがお得か確認した方が良いでしょう。
会員割引・クーポン
レンタカー会社の多くは会員制度を導入しており、入会することでさまざまなサービスや特典を受けられます。会員特典の内容はレンタカー会社ごとに異なりますが、一般会員よりもお得な会員価格が適用されたり、割引クーポンなどが配布されたりするのが一般的です。
また、レンタカー会社によっては独自のポイントサービスを導入しており、利用料金に応じて一定のポイントが付与されます。ポイントは1ポイント=1円としてレンタル料金の支払いに充てられる他、ショッピングなどで使えるクーポンや商品券などと交換できるケースも多く、実質的なキャッシュバックを受けることが可能です。
このように、会員サービスにはお得な特典がたくさん付いているため、上手に活用すればレンタカー料金の節約に役立ちます。
なお、レンタカー会員への登録や年会費は無料に設定されている場合がほとんどです。入会によるデメリットはほとんどないので、「レンタカーを利用するのは観光や旅行のみで、普段はほとんど利用しない」という方でも入会した方が良いでしょう。
キャンペーン
レンタカー会社の中には、定期的にキャンペーンを実施しているところがあります。例えば一定期間の間にレンタカーを予約・利用した場合は割引が適用されたり、ポイントやクーポンが付与されたりするサービスが実施されます。
キャンペーンの適用には、利用期間や利用車種、利用営業所など一定の条件を満たす必要があるので、条件をしっかりチェックした上で利用しましょう。
なお、キャンペーンは平日の他、オフシーズンに実施されるケースが多いので、利用日程にこだわりがない場合はキャンペーンの実施を待ってレンタカーを予約するのもおすすめです。
東京で利用するレンタカー料金を安く抑えるコツ
東京でレンタカーを利用する際のコストを抑えるコツを6つご紹介します。
オプションはなるべく付けない
レンタカー料金は、基本料金+オプション料金で構成されています。オプション料金とは、用途やニーズに応じて任意で付加したオプションにかかる追加料金のことです。
オプションの内容や料金はレンタカー会社ごとに異なりますが、一般的な有償オプションには以下のようなものがあります。
- ベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシートの貸与
- 車両条件の指定
- スタッドレスタイヤの装着
- キャリアや代車の貸与
- ETCカードやJAFカードの貸与
- 補償制度の利用
1は1台ごとに料金が発生するため、チャイルドシートとジュニアシートを1台ずつ借りたら2台分のオプション代が発生します。
3は4WD車を指定した場合の料金で、レンタカー会社によってはさらにクラス別の料金設定が採用されています。
6の補償制度とは、レンタカーで交通事故を起こした場合に利用者が負担するお金を免除する制度のことです。
レンタカーには保険がかけられているので事故の補償は保険でカバーできますが、利用者はあらかじめ定められた免責額やNOC(事故でレンタカーを使えなくなったことによって発生した休業休車補償)を負担しなければなりません。そこで、補償制度をオプションとして付けておくと、もしものことがあった場合に負担する免責額やNOCを免除してもらえるため、事故の際の費用負担を軽減できます。
以上のようなオプションを利用すれば、ドライブ中の利便性や安全性が向上しますが、その分追加で費用がかかってしまいます。レンタカーの利用料金を抑えたいのなら、オプションは必要最低限に留めた方が良いでしょう。
乗り捨てをしない
乗り捨てとは、出発場所とは異なる営業所にレンタカーを返却することです。
全国展開しているレンタカー会社はあちこちに営業所があるため、例えば山形県の営業所から出発し、都内を車で観光した後、東京にある営業所にレンタカーを返却して新幹線で帰宅するという方法も可能です。
ただ、乗り捨てされたレンタカーは店舗側が車回収の専門業者に依頼して元の営業所に戻さなくてはならないので、余分なコストがかかってしまいます。そのコストを利用料金に上乗せする分、乗り捨ての利用料金は通常の料金よりも割高に設定されています。
やむを得ない事情がある場合は別ですが、そうでなければ乗り捨ての利用は避けましょう。
深夜利用は避ける
レンタカー会社の中には、貸出・返却を24時間受け付けているところもあります。
ただ、深夜帯に車を借りたり、返したりする場合、基本レンタル料とは別に、深夜貸出手数料を徴収されることがあります。深夜手数料は出発時と返却時で別々に計算されるため、例えば出発・返却ともに深夜帯だった場合、2回分の手数料を支払わなければなりません。
深夜手数料の有無や深夜帯の定義はレンタカー会社によって異なるので、夜間や早朝にレンタルする可能性がある場合は手数料のルールを確認の上、貸出・返却が深夜帯に重ならないよう調整しましょう。
旅行ツアーとセットで利用する
旅行ツアーの自由時間にレンタカーを使いたいという場合は、ツアーとセットでレンタカーを申し込むと割引が適用されることがあります。
ツアーとレンタカーを別々で申し込むよりコストも手間も節約できるので、ツアーを申し込む際は併せてレンタカーの申し込みも行えるかどうか、旅行会社に問い合わせてみると良いでしょう。
クレジットカードの優待特典を使う
クレジットカードの中には、カード付帯サービスの一環として、レンタカーの優待特典が付いているものもあります。そのクレジットカードでレンタカー料金を決済するだけで優待を受けられるので、手軽に割引を利用できるところが利点です。
また、クレジットカードの多くは利用料金に応じて独自のポイントを付与するプログラムを導入しているので、現金で支払うよりもお得になります。
ただ、優待を受けられるレンタカー会社はクレジットカードごとに異なるので注意しましょう。
返却時刻を守る
レンタカーを借りる際はあらかじめ車両の返却予定時刻を申告しますが、実際に返却した時間が予定時刻を過ぎていた場合、延長料金が発生してしまいます。
延長料金はレンタカー会社によって異なりますが、軽自動車や小型車の場合、1時間につき800~1,500円がおおよその相場とされています。軽自動車の1日(24時間)までのレンタル料金の相場は7,000~8,000円程度で、1時間当たりに換算すると約290~330円です。つまり、返却時間を過ぎると通常料金のおよそ3~5倍に相当する延長料金が発生することになります。
なお、遅れたのが数分でも1時間分の延長料金が発生するので、返却時刻は必ず守りましょう。
東京でのレンタカー会社の選び方
東京でレンタカー会社を賢く選ぶために押さえておきたいポイントを4つご紹介します。
駅や宿泊先に近いところを選ぶ
駅や宿泊先から離れた場所にあるレンタカー会社を選ぶと、車を借りる前、あるいは車を返却した後に、長い道のりを歩かなければなりません。
移動に時間を要してしまうのはもちろん、体にも余計な負担がかかってしまうので、なるべく駅や宿泊先から近いところにあるレンタカー会社を選ぶのがおすすめです。
早朝・深夜帯に移動するなら24時間営業の店を選ぶ
一般的なレンタカー会社は日中のみ営業しており、夜間や早朝の貸出および返却には対応していません。そのため「深夜に出発して早朝に現地に着きたい」「夜遅い時間まで車を利用したい」という場合は、24時間営業しているレンタカー会社を選ぶ必要があります。
レンタカー会社によっては無人で24時間貸出、返却できるサービスを行っているところもあるので、早朝や深夜帯に気軽に車をレンタルしたい場合はチェックしてみると良いでしょう。
ただ、前述の通り、早朝や深夜の貸出・返却には深夜貸出手数料が発生する可能性があります。深夜帯に利用した場合の手数料の有無や金額は事前にチェックしておきましょう。
取扱車種の多いところを選ぶ
レンタカーの取扱車種や台数はレンタカー会社によって異なります。取扱車種の少ないレンタカー会社を利用してしまうと、選択肢が限られてしまい、希望の車種に乗れない可能性があります。
そのような場合「少人数なのに利用料金の高い大型車に乗るはめになった」「荷物が多いのにトランクの小さい車しかなかった」といったミスマッチが生じることもあるため注意が必要です。
また、あまり車の運転が得意でない方は小回りの利く車種を選びたいところですが、取扱車種が少ないとセダンやミニバンなど大きな車を選ばざるを得ない場合があります。車・人・車線共に多い東京を不慣れな車両で運転すると、事故を起こすリスクが高くなってしまう恐れがあります。
安全・快適で無駄のないドライブを楽しむためにも、取扱車種や台数の多いレンタカー会社を選ぶことが大切です。
標準サービスが充実しているところを選ぶ
レンタカーに標準で搭載されている設備やサービスは、レンタカー会社によって異なります。例えば、あるレンタカー会社ではオプションでETCやカーナビを付けなければならないところを、別のレンタカー会社では標準でETCやカーナビが搭載されている場合もあります。後者の場合、オプション料金を別途支払う必要がないため、余分なコストをかけずにレンタルすることが可能です。
レンタカーにどのような設備、サービスが標準付帯されているのかはレンタカー会社のホームページなどに掲載されているので、どうしても利用したい設備・サービスがある場合は事前に確認しておきましょう。
東京でレンタカー会社を利用する際の注意点
東京でレンタカー会社を利用するときに注意したいポイントを6つご紹介します。
年齢・免許歴に注意
多くのレンタカー会社では、レンタカーの利用について、特に制限を設けていません。しかし、一部のレンタカー会社では、利用者(運転者)の年齢や免許歴に一定の制限を設けているところもあります。
例えば、未成年の利用は不可、免許歴1年未満の人は免許歴3年以上の人の同乗が必要、一定の年齢・免許歴を満たしていない人は免責補償制度に加入できないなどです。中にはレンタル可能な車種に制限をかけているところもあるので、車種に希望がある場合は注意が必要です。
なお、同じレンタカー会社でも、店舗によって制限の有無や内容が異なるところもあります。「地元の店舗では問題なくレンタルできたのに、東京の店舗ではNGだった」というケースも考えられるので、初めてその店舗を利用する場合は、事前に利用制限について問い合わせておくと良いでしょう。
初心者マークの必要性をチェックする
道交法第71条の5では、免許歴が一年未満の人は車体の前面と後面に初心者マークを付けることを義務づけています(※)。初心者マークを付けなかった場合、同法第121条の規定により、2万円以下の罰金または科料に処される可能性があります(※)。
初心者マークはレンタカー会社で貸し出しているケースもあれば、利用者自身が用意しなければならないケースもあります。
後者の場合、初心者マークを忘れるとレンタルそのものを断られてしまう可能性があるので、初心者マークが必要な方はあらかじめ店舗に問い合わせてマークの貸出を行っているかどうか確認するか、最初から自身でマークを持参しましょう。
※参考:e-Gov法令検索.「道路交通法」.https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105#Mp-Ch_8-At_117_5 ,(2024-10-01).
車体に傷が付いていないかチェックする
レンタカーを借りる際は、必ず車体に傷や凹みなどの異常がないかどうか確認しましょう。元からあった傷・凹みに気づかないままレンタルすると、返却時に身に覚えのない傷を指摘され、修理代を請求されてしまう恐れがあります。
レンタカー会社でも返却されたレンタカーの状態をチェックしていますが、見落としのリスクもゼロではありません。もし傷や凹みを見つけたら、店舗スタッフにも確認してもらい、記録に残しておいてもらいましょう。
補償制度にはなるべく加入する
レンタカー料金を抑えたいのならオプションはできるだけ付けない方が良いと説明しましたが、万一の場合に備えられる補償制度については、多少コストがかかっても加入しておいた方が安心です。未加入のままレンタカーで事故を起こすと、免責金額や営業保証料を自己負担しなければならなくなり、多額の出費を強いられる可能性があるからです。
特に東京は車両や人の数が多く、事故を起こすリスクが他の道府県よりも高い傾向にあるので、もしもの場合を考慮し、補償制度には加入しておくことをおすすめします。
返却時刻に間に合わない場合は速やかにレンタカー会社に連絡する
東京は交通量が多く、かつ道が入り組んでいるところも少なくないため、初めて東京でレンタカーを利用した人は「交通渋滞に巻き込まれてしまった」「道に迷ってしまった」などのアクシデントを起こすケースが少なくありません。思わぬアクシデントによって返却時刻に間に合わないと思ったら、その時点で速やかにレンタカー会社に連絡を入れましょう。
連絡なしに返却時間を過ぎてしまった場合、延滞料金を徴収されるのはもちろん、レンタカー会社によっては損害賠償金を請求される可能性があります。あらかじめ連絡を入れておけば損害賠償金を請求される心配はなくなるので、遅れそうだと思ったらすぐ連絡を入れることが大切です。
なお、レンタカーを返却する際はガソリンを満タンにする必要があるので、ガソリンスタンドで給油する時間も考慮に入れておきましょう。
支払い方法に注意
レンタカー料金の支払い方法はレンタカー会社によって異なりますが、多くのところはクレジットカード払いを原則としています。一部店舗では現金払いにも対応していますが、その場合、運転免許証とは別に現住所や本人の身元を確認できる書類の提示が必要です。
現住所や本人確認できる書類には以下のようなものがあります。
- 公共料金の領収書
- 住民票
- 健康保険証
- パスポート
- 社員証や学生証
以上のような書類を提示できない場合は、現金払い不可となるので要注意です。なお、領収書に関しては「発行から◯カ月以内のもの」と規定されているケースが多いので最新のものを持参しましょう。
目的別:東京でおすすめのレンタカー
東京でレンタカーを利用する際は、自身の目的や用途に応じてレンタカー会社を選ぶのが基本です。
ここでは東京で利用できるおすすめレンタカー会社を、借りる目的別に紹介します。
24時間営業しているレンタカー会社
早朝や深夜帯にレンタカーを利用したい場合は、24時間営業しているところか、あるいは無人での貸出・返却に対応しているところを選ぶ必要があります。
東京で24時間の貸出・返却に対応しているレンタカー会社を2つご紹介します。
日産レンタカー
日産レンタカーは、自動車メーカーである日産が運営するレンタカー会社です。スマートフォンでレンタカーのカウンター手続きを完結できるセルフチェックインを導入しており、事前にWebやアプリから予約手続きを済ませておけば、当日の店舗でのカウンター手続きを省略できるので、窓口が混雑していてもスムーズに出発できます。
また、アプリでドアを解錠してレンタルできるセルフライドゴーを利用すれば、完全非対面でレンタカーを利用することも可能です。東京都内では浅草橋駅西口店や東京駅八重洲口ステーションなど20以上の店舗が24時間営業に対応しています。
レンタル料金(軽自動車) | 8,800円~/24h |
主な軽自動車・コンパクトカーの車種 | デイズ、ルークス、サクラ、マーチ、ノート、ノートe-POWER、キックスe-POWERなど |
補償制度 | フルサポートプラン(事故時の自己負担額0円):2,200円~/24h スタンダードプラン(事故時の自己負担額最大10万円):1,640円~/24h ライトプラン 0円(事故時の自己負担額最大25万円) |
ジャパンレンタカー
ジャパンレンタカーは、早朝・深夜帯の貸出・返却に対応しているレンタカー会社です。東京都渋谷公園通り店は、レンタカーの需要がある金・土・日は24時間営業、月~木までの平日も7:00~23:00までと長時間の営業に対応しているため、朝早い時間帯や夜遅い時間帯でも利用可能です。
レンタル可能な車種には、小回りの利くルーミーの他、アルファードやヴェルファイア、ハイエース、各種バンなどを用意しています。ナビ・ETCは標準搭載されているので、わざわざオプションを付ける必要はありません。
レンタル料金(軽自動車) | 7,500円~/24h |
主な軽自動車・コンパクトカーの車種 | ルーミー |
補償制度 | 安心プラン(対物免責0円):600円~/24h 安心ワイドプラン(対物免責・NOC免除):安心プラン+300円~/24h |
乗り捨て可能なレンタカー会社
「行きはレンタカー、帰りは新幹線で帰りたい」といった希望がある場合は、現地で乗り捨てできるレンタカー会社を利用しましょう。
ここでは乗り捨て可能な東京のレンタカー会社を2つご紹介します。
タイムズカーレンタル
タイムズカーレンタルは、借りた店舗と異なる店舗に返却できるワンウェイに対応したレンタカー会社です。20kmまでならワンウェイ料金は無料になる他、都道府県をまたいでも料金は同一になる、マイクロバスやトラックも乗り捨て可など、便利でお得なサービスが導入されています。
予約は最短30分で可能なので、急なお出かけや出張にも対応できます。
レンタル料金(軽自動車) | 5,280円~/24h |
主な軽自動車・コンパクトカーの車種 | N-BOX、ハスラー、フレア、ライズ、フィット、ソリオなど |
補償制度 | 免責補償コース(対物・車両免責0円):1,100円~/24h 安心保障コース(免責補償+NOC免除など):免責補償コース+1,100円/24h |
ニッポンレンタカー
ニッポンレンタカーは、予定に合わせて返却営業所を選べるワンウェイ・レンタルを導入しているレンタカー会社です。乗り捨て料金は営業所間の距離に基づいて計算されますが、20km未満なら無料で利用できます。
また、レンタカーの利用料金に応じてマイルやポイントが貯まるプログラムも展開しており、お得にレンタカーを利用したい方にもおすすめです。
さらに、車種のラインナップもメーカー問わず豊富なので、用途や目的に応じて好きな車を借りられるところも魅力です。
レンタル料金(軽自動車) | 7,260円~/24h |
主な軽自動車・コンパクトカーの車種 | ムーヴ、ワゴンR、N-WGN、N-BOX、タントなど |
補償制度 | 車両・対物事故免責額補償制度(対物・車両免責0円):1,100円~2,200円/24h |
短時間レンタルに対応しているレンタカー会社
日常の買い物などで少しだけ車を利用したいという場合は、短時間レンタルに対応しているレンタカー会社を選びましょう。
ここでは短時間レンタルに対応している東京のレンタカー会社を2つご紹介します。
トヨタレンタカー
トヨタレンタカーはちょっと乗りたいときに便利な3時間レンタカーサービスを提供しているレンタカー会社です。3時間までなら定額で利用できる他、乗り捨てもOKです。さらに会員登録不要で利用できるなど、手軽にレンタルできるシステムが導入されています。
当日からでもすぐ予約・利用できるので、思い立ったときにすぐ車を借りられるところが特徴です。
レンタル料金(軽自動車) | 4,312円~/3h |
主な軽自動車・コンパクトカーの車種 | ピクシス エポック、アクア、ヤリス、ルーミーなど |
補償制度 | 免責補償制度(対物・車両免責0円):1,100円/24h トヨタレンタカー安心Wプラン(免責補償制度+NOC免除):1,650円/24h |
バリューレンタカー
バリューレンタカーは、1時間から利用できる短時間レンタル向けのレンタカー会社です。1時間単位で細かく利用できるため、必要なときに必要なだけ、無駄なく車を借りられるところが特徴です。
また、会員になればWebからの会員予約で基本料金10%オフ、初回利用時に500円オフなど、お得な特典も利用できます。
あらかじめスマートチェックインのチェックシートをダウンロードし、必要事項を記入して提出すれば、カウンターでの手続きを省略できるので、時間を取らずすぐに出発可能です。
レンタル料金(軽自動車) | 1,200円~/1h(一般) 1,080円~/1h(Web予約) |
主な軽自動車・コンパクトカーの車種 | タント、デイズ、ヴィッツ、マーチなど |
補償制度 | 免責額補償制度(対物・車両免責0円):1,100円/24h |
特典が充実しているレンタカー
よりお得にレンタカーを利用したいという場合は、会員登録やアプリの利用などで得られる特典の内容が充実しているところを選ぶのがポイントです。
ここでは特典が充実しているレンタカー会社を2つご紹介します。
カースタレンタカー
カースタレンタカーは、使えば使うほどお得度がアップする独自の会員制度を導入しているレンタカー会社です。会員制度は一般会員からスタートし、利用回数に応じてシルバー会員、ゴールド会員、プラチナ会員へとランクアップする仕組みです。
最高ランクのプラチナ会員になると、レンタル料金が通常価格からいつでも15%割引になる他、1,500円クーポンが配布されます。
一般会員でも通常価格から5%オフ&300円クーポンの特典が付与されるので、最初からお得です。会員登録に費用はかからず、インターネットから簡単に入会できるので、リーズナブルにレンタカーを利用したいという方におすすめです。
レンタル料金(軽自動車) | 3,800円~/24h |
主な軽自動車・コンパクトカーの車種 | ワゴンR、ムーヴ、ヴィッツ、マーチなど |
補償制度 | 免責補償制度(対物・車両免責0円):1,100円/24h あんしん補償プラン(対物・車両免責、NOC免除):1,100円(免責補償制度)+1,760円/24h |
ニコニコレンタカー
ニコニコレンタカーは、駅や空港、ガソリンスタンドなどに併設されている店舗が多い便利なレンタカー会社です。もともと所有しているガソリンスタンドや自動車整備工場などをそのまま活用することで、リーズナブルな価格体系を実現しています。さらにニコパスアプリを利用して予約すれば、通常予約よりも110円/日お得に借りられます。
また、レンタカー会員になればレンタル利用料金が最大15%オフになったり、パソコンやスマートフォンからの簡単予約・空車確認をしたりすることが可能です。
レンタル料金(軽自動車) | 4,290円~/24h |
主な軽自動車・コンパクトカーの車種 | N-BOX、ムーヴ、デイズ、ノート、フィット、ソリオなど |
補償制度 | 免責補償(対物・車両免責0円):1,100円/24h 免責補償プラス(対物・車両免責、NOC0円):1,650円/24h パーフェクト補償(免責補償プラス+自損・当て逃げの車両免責0円):2,200円/24h |
東京で格安レンタカーを利用するときは用途や目的に合わせて会社を選ぼう
東京には格安でレンタカーを利用できる会社が複数ありますが、取り扱っている車種や料金プラン、オプション内容、営業時間などはレンタカー会社によって異なります。
そのため、早朝や深夜帯に利用したいなら24時間貸出・返却に対応しているところを、あるいは現地でレンタカーを返却したいなら乗り捨て可能なところを選ぶなど、用途や目的に応じてレンタカー会社を選びましょう。
カースタレンタカーでは、軽自動車やコンパクトのレンタル料金が3,800円~/24hとリーズナブルな料金体系を導入しています。さらに、会員ランクに応じて優待価格やクーポン特典などを利用できるお得なサービスも実施しており、レンタカーのコストを節約できるところが魅力です。
東京で格安のレンタカーを利用したい場合は、お得感満載のカースタレンタカーをぜひご検討ください。
6時間2,000円から利用可能