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レンタカーに傷をつけてしまったら?対処法と修理費用について解説

単独でレンタカーに傷をつけてしまった場合のNG行動

レンタカーを運転する際は、自分の車を運転するときより注意深くなるものですが、いくら注意してもレンタカーに傷をつけてしまうこともあります。

傷をつけてしまったレンタカーは、自分で勝手に修理することはできません。

この記事ではレンタカーに傷をつけてしまった場合の対処法を紹介します。対処法を覚えておけば、いざというときに慌てずにすみます。

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レンタカーに傷をつけてしまった時のパターンは2つ

はじめにレンタカーを傷つけてしまったときに、やってはいけない行動を紹介します。
レンタカーに傷をつけてしまうパターンは大きく2つに分類されます。

  1. 単独でレンタカーに傷をつけてしまった場合
  2. 人身・物損事故でレンタカーに傷をつけてしまった場合

レンタカーはレンタカー会社と借主の間で、契約を結んで借りるものです。
利用規約には傷をつけた場合の対処法も記されており、契約を結んだからにはそれに従わなければなりません。

勝手な判断をすると「規約違反」となりますので注意しましょう。

単独でレンタカーに傷をつけてしまった場合のNG行動

単独で傷をつけてしまった場合のNG行動は主に下記となります。

単独でレンタカーに傷をつけてしまった場合のNG行動
  1. 傷をつけたことを隠そうとする
  2. 自分で修理しようとする

傷をつけたことを隠そうとする

ちょっとした擦り傷や、分かりにくい場所についた傷は

黙っていれば分からないだろう

と思うこともあります。

実際、長い間使用したレンタカーのなかには、借りたときから小さな傷が付いているものもあるでしょう。

だからといって、傷つけたことを隠そうとしてはいけません!!

ただ利用シーンによっては、「自分がつけてしまった傷なのか?」は不安な点だと思うので、正誤判断するために、レンタカーを借りる際は出発前の傷チェックは入念に行いましょう。

レンタカーは「いつ・どこで・誰に貸したか」が全て記録されているため、傷が確認された場合は、後日利用者に連絡が入ることがあります。

返却する際に店舗のスタッフが点検しますが、古い車であったり夜間に返却したりした場合は、レンタカー会社側が傷を見落としてしまうこともあります。

利用者はレンタカーに傷をつけてしまった状態を把握しているのであれば、返却時に正直に報告するようにしましょう。

自分で修理しようとする

レンタカーについた傷を自分で修理する行為は、絶対にやめましょう。

修理がうまくいき、返却時にレンタカー会社から傷を指摘されなかった場合でも、時間が経ってから発見されるケースもあります。

自分で直せそるかも!と感じるような小さな傷でも、必ずレンタカー会社に連絡しましょう。

傷がついた状態の車をそのままレンタルできるか否かは、状況によって異なるのでレンタカー会社へ指示を仰ぎ、従うようにしてください。

人身・物損事故でレンタカーに傷をつけてしまった場合のNG行動

一方単独で利用しているレンタカーに傷をつけてしまうだけでなく、人身・物損事故を起してしまう場合もあります。

相手側と自分たちだけで話し合う

人身・物損事故によってレンタカーに傷がついた際に、最もやってはいけないNG行為は「相手側と示談交渉をする」ことです。

警察を呼ばずに自分たちだけで交渉すると、「交通事故証明書」を発行してもらえず保険・補償の適用外になります。

少しでも出費を減らしたい!警察にお世話になりたくない!と思っていると、余計に出費がかさむ可能性もあります。

基本的な流れ(どのパターンでも共通)

単独でレンタカーに傷をつけてしまった場合のNG行動

まず、レンタカーに傷をつけてしまった場合の共通する対処法を紹介します。

レンタカー会社と警察に連絡する

レンタカーに傷をつけてしまったら、まずレンタカー会社、次に警察に連絡を入れましょう。

単独ではなく、対人・対物でのトラブルが生じた場合は、示談交渉ではなく警察を呼んで対応をすることが求められます。

レンタカーで事故を起した時に活用する保険・補償の利用も注意が必要で、「交通事故証明書」を確認できないと保険適用外となります。

「交通事故証明書」を発行してもらうには、警察に事故を起したことを届け出なければなりません。

誤解のないようにお伝えしますが、単独事故の場合も必ず早急に警察へ連絡してください。

傷が小さく警察を呼ぶほどでもない場合や、自分では警察を呼んでいいか判断がつかない場合は、レンタカー会社の指示を仰ぎましょう。

小さな傷はレンタカー会社の指示を仰ぐ

警察へ連絡が必要かどうか判断できなかったり、小さな傷の場合は、レンタカー会社に連絡して指示を仰ぎます。

レンタカー会社によっては事故や、傷がついた部分の写真を送ったり、テレビ通話などで状況の確認が行われます。

古い車種の場合、目立たないところについたかすり傷はそのままというケースもあります。

なお警察に連絡は不要であることを指示された場合は、可能であればレンタカー会社に、その旨を記載したメールなどを送ってもらうとよいでしょう。

知らないうちに傷がついていた場合の対処法

停車中に他の車に擦られたなど、知らないうちに傷が付いていることがあります。

基本的に借りているときに発見された傷は、すべてレンタルをした人の責任です。

いつの間にか傷がついてしまっていた、という場合であっても発見した時点でレンタカー会社に連絡し指示を仰いでください。黙って返却することは避けましょう。

なお、多くのレンタカー会社では利用者に車を貸し出す際に、その時点で車についている傷を一緒に確認していきます。

レンタカー会社のスタッフと車の傷をチェックする時は、しっかりとチェックするようにしましょう。

レンタカーの傷の修理費はいくらかかる?

ではレンタカーに傷をつけてしまった場合、どのくらいの修理費がかかるのでしょうか。ここでは修理費の決め方やできるだけ経済的な負担を避ける方法を紹介します。

修理費に関しては、保険・補償加入の有無によっても大きく変化します。

修理費は交通事故証明書の有無に影響される

先述の通り、事故を起こした後に保険を使う場合には、必ず「交通事故証明書」が必要となります。

修理費は交通事故証明書の有無に影響される

「交通事故証明書」は事故を起こした都道府県の警察署で発行してもらわなければなりません。

傷がついてしまったら、すぐにレンタカー会社と警察に連絡し、「交通事故証明書」を発行してもらいましょう。

軽微な傷ならば1時間程度で「交通事故証明書」が発行されます。県をまたいだ場合、警察署の管轄が異なるので注意してください。

補償制度が適用されない場合の修理費

「交通事故証明書」がなければ、修理費は全額借りた人の負担になりますが、どのレンタカーも概ね5~10万円程度の「免責金額」が設定されています。

区分 補償内容 免責(負担)額
対物補償 1事故につき時価額 50,000円
車両補償 1事故につき時価額 50,000円

※カースタレンタカーの場合

この免責金額とは自己負担金のことです。
例えば車の修理費が10万かかる場合でも5万円が自己負担金額になります。

また、免責額(表の例では50,000円)以下の修理代については、実費負担となります。

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補償制度が適用される場合の修理費

レンタカーを借りる際は、1日1,000円~2,000円/程度で補償制度に加入することができます。

補償制度に加入していれば先述した免責額が免除されます。事故を起しても大きな金銭負担を軽減できるので安心です。

久しぶりに運転をする場合や、乗りなれない車種を選ぶ場合、雪道のような運転のハードルが高い場合は、特に補償制度に加入することをおすすめします。

そうすれば万が一傷をつけてしまった場合でも安心して対処できます。

ただし、この場合も「交通事故証明書」がないと補償は適用されません。

必ず警察に連絡をしてください。

まとめ

どんなに安全運転に気をつけていても、車に傷がつく可能性はあります。

レンタカーを利用中に車に傷がついてしまった場合は、正直にレンタカー会社へ申告をしましょう。

傷の大小は関係ありません。そのうえで警察に連絡して「交通事故証明書」を発行してもらうことが大切です。

レンタカー会社は、自社の車が傷つけられるリスクを織り込み済みで車を貸し出しているため、適切に対処してくれます。車に傷がついてしまった場合は、まずは落ち着いて、レンタカー会社に連絡するようにしましょう。

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